ひろしまのピカ
『ひろしまのピカ』は、日本の絵本。作者は丸木俊と丸木位里[1]。1980年に小峰書店から出版された[1]。20か国以上で翻訳出版されている[2]。
内容
編集評価
編集第3回絵本にっぽん大賞を受賞した[2]。
2015年には、西日本新聞で、児童書店代表者・福岡「子どもの読書」関連団体連絡協議会運営委員・日本子どもの本研究会会員の3名による「夏休みに親子で読むのにお薦めの絵本」の一つとして紹介された[4]。
2020年には、丸善の児童書担当者と児童書編集者が選定した「おすすめの“戦争絵本”」の一つに挙げられた[5]。
中川淳一郎は『ひろしまのピカ』での原爆のもたらす地獄絵図が子供の心に戦争が嫌だと思わせる効果があったとする[6]。
菊間千乃は小学生のときに『ひろしまのピカ』を読み大きな衝撃を受け、なぜ戦争をするのかの疑問になり、戦争関連の本を読みあさるようになったと述べている[7]。
脚注
編集- ^ a b “ひろしまのピカ”. 子どもの本の小峰書店. 2023年8月4日閲覧。
- ^ a b c 「ひろしまのピカ」『デジタル大辞泉プラス』 。コトバンクより2023年8月4日閲覧。
- ^ 丸木, 俊. “ひろしまのピカ : ビデオ絵本 . Hellfire : A journey from Hiroshima : 劫火”. (No Title) .
- ^ “夏 お薦め絵本”. 西日本新聞. (2015年8月15日) 2023年8月4日閲覧。
- ^ “ホロコースト、原爆、スペイン内戦……悲惨・残酷なだけじゃ伝わらない! 戦争の本質をえぐる子どもの絵本”. サイゾーpremium (2020年8月25日). 2023年8月4日閲覧。
- ^ “昭和の漫画から生まれたネット用語 「ギギキ」「くやしいのう」「げえっ関羽」が味わい深い|中川淳一郎:連載”. TABLO:連載 (2019年3月5日). 2023年8月4日閲覧。
- ^ “「どうして人は人を傷つけるのか。本の中に、その答えをずっと探している」松尾綜合法律事務所 弁護士 菊間千乃さん”. PRESIDENT WOMAN Online(プレジデント ウーマン オンライン) (2017年3月21日). 2023年8月4日閲覧。