ぱちんこCR北斗の拳
『ぱちんこCR北斗の拳』(ぱちんこCRほくとのけん)は、2008年9月にサミーから発売されたデジパチタイプのパチンコ。原作・武論尊、作画・原哲夫による日本の漫画作品『北斗の拳』とのタイアップ機第3弾となる。
販売台数は2009年3月末時点で、ケンシロウVer.とラオウVer.が合計で約21万3千台、ユリアVer.が約4万9千台と、合計で26万台を超える大ヒット機となった[1]。
概要
編集機械面
編集今作よりパチンコ台枠を新枠の「焔(ほむら)」に変更し、またバイブレーション機能付きのチャンスボタン「V-PUSH」を備えている。機種スペックとして、確変割合が82%と高い「ケンシロウ」と、大当たり時の最大出玉数が約2250個ある「ラオウ」がある。また2009年3月には大当たり確率の高い「ユリア」も発売された。
演出面はケンシロウ・ラオウとユリアKVJに関しては、若干の違い以外はほぼ同じである。ユリアSTVに関しては、それに加えて保留先読み予告が追加されている。
大当たりには、通常の打ち方で消化するものの他に、右打ちで盤面右のアタッカーに入賞させる「ハイパーボーナス」がある。
演出面
編集前作『CR北斗の拳』がパチスロの『北斗の拳』の演出をベースにしていたのに対し、今作では独自の演出を新たに製作している。前作ではケンシロウ中心の演出であったが、今作ではリーチや内部状態によってはラオウやトキ中心の演出もある。また高確率状態の「死闘モード」では、演出の主人公をケンシロウ・ラオウのどちらにするかを打ち手が選べる。
スペック
編集ぱちんこCR北斗の拳 ケンシロウ
編集- 保通協型式名:CR北斗の拳HVJS
- 大当たり確率:1/399.6(低確率)→1/40(高確率)
- 賞球:3&4&13&15
- ラウンド数:5 or 16ラウンド・7カウント
- 確変割合:82%(164/200)
- 大当たり振り分け:16R確変 51.5%、5R確変 20.5%、2R確変 10%、2R通常 18%
- 時短:電チューサポート中の大当たり終了後、60回 or 80回 or 100回
ぱちんこCR北斗の拳 ラオウ
編集- 保通協型式名:CR北斗の拳HVJT
- 大当たり確率:1/399.6(低確率)→1/40(高確率)
- 賞球:3&4&13&15
- ラウンド数:5 or 16ラウンド・10カウント
- 確変割合:80%(160/200)
- 大当たり振り分け:16R確変 42.5%、5R確変 22.5%、2R確変 15%、2R通常 20%
- 時短:電チューサポート中の大当たり終了後、40回 or 60回 or 80回
デジハネCR北斗の拳 ユリア
編集- 保通協型式名:CRAデジハネ北斗の拳KVJ
- 大当たり確率:1/79.9(低確率)→1/12(高確率)
- 賞球:3&4&13
- ラウンド数:4 or 15ラウンド・8カウント
- 確変割合:80%
- 大当たり振り分け:15R確変 1%、4R確変 58%、2R確変 21%、2R通常 20%
- 時短:電チューサポート中の大当たり終了後10回
デジハネCR北斗の拳 ユリアSTV
編集2009年3月に追加発売されたスペックだが、上記3スペックとは違ってバトルタイプではなく、2006年発売の「CR北斗の拳STV」を継承したスペックとなっている。4回転限定の確変中演出は、従来機同様の「ラオウステージ」に加え、突然確変から突入する「ユリアステージ」が加わった。また保留の先読み演出を導入しており、大当たり画面でのケンシロウのオーラの色などで確変中の大当たり期待度を示すなどの演出がある。
- スペック
- 保通協型式名:CRAデジハネ北斗の拳STV
- 大当たり確率:1/77.7(低確率)→1/7.8(高確率)
- 賞球:3&4&13
- ラウンド数:5 or 15ラウンド・9カウント
- 確変割合:100%(4回転限定)
- 大当たり振り分け:15R確変 1%、5R確変 79%、2R確変 20%
- 時短:高確率状態終了後39回(通常時からの2R確変当選を除く)
大当たり図柄
編集カッコ内は世紀末モード時のみ
- ハイパーボーナス図柄
- 通常ボーナス図柄
予告演出
編集- ステップアップ予告
- 背景チェンジ予告
- 図柄オーラ予告
- 停止図柄予告
- 台詞予告
- ドデカ台詞予告
- 時間差予告
- ザコビビリ予告
- カウントダウン予告
- 回想予告
- 背景予告
- 図柄アニメ予告
リーチ演出
編集ノーマルリーチ
編集中図柄が進んでいく基本のリーチ。
南斗五車星系リーチ
編集信頼度は低いが、ラオウストーリー系リーチに発展する可能性がある。
- ヒューイリーチ
- 風のヒューイが大当たりを狙う。
- シュレンリーチ
- 炎のシュレンが大当たりを狙う。
- フドウリーチ
- 山のフドウが大当たりを狙う。
- ジュウザリーチ
- 雲のジュウザが大当たりを狙う。
- リハクリーチ
- 大当たり濃厚。海のリハクが必ず大当たり図柄を停止させる。
バトル系リーチ
編集サウザーリーチとジャギリーチの後半、およびアミバリーチの前半で、ボタン押下によるカットイン演出が発生する。
- サウザーリーチ
- サウザーと対決するリーチ。信頼度は総じて低め。
- どのステージからでも発生するが、ジャギステージから発展した場合は信頼度が非常に低く、キリン柄が絡んでもほとんど期待できない。
- ジャギリーチ
- ジャギと対決するリーチ。バトル系リーチの中で最も信頼度が高い。後半の信頼度は40%台だが、これでも大当たり濃厚のリーチを除けば最も高い信頼度となっている。
- アミバステージから発展した場合は大当たり濃厚。
- アミバリーチ
- アミバと対決するリーチ。本作ではこのリーチ自体は大当たり濃厚ではなく、後半に発展することで大当たりとなる。カットインは前半に挿入されるが、これがキリン柄だった場合は大当たり濃厚となる。
- アミバステージ、南斗最後の将ステージから発展するが、前者の方が信頼度が高い。サウザーステージ、ジャギステージから発展すればその時点で大当たり濃厚となる。
ラオウストーリー系リーチ
編集バトル系と比べ、信頼度が高いリーチ群。あくまでも「バトル系よりは」高い程度のため、大当たりにはそれなりのチャンスアップが絡む必要がある。
バトル系リーチと同じく、終盤でボタン押下によるカットイン演出が発生する。
- ケンシロウVSラオウリーチ
- ケンシロウがラオウの兜を破壊できれば大当たり。
- 南斗最後の将ステージから発展した場合は大当たり濃厚。
- トキVSラオウリーチ
- トキがラオウと対決するリーチで、トキが勝てば大当たり。ラオウストーリー系の中では最も信頼度が高いが、ジャギリーチ後半よりは劣る。
- 南斗最後の将ステージから発展した場合は大当たり濃厚。
- ユリアリーチ
- ケンシロウとラオウが同時にユリアの元へ向かい、先にケンシロウが辿り着けば大当たり。
- 南斗最後の将ステージからラオウストーリー系に発展した場合は、基本的にこのリーチに発展する。他のステージから発展した場合は大当たり濃厚。
無想全回転
編集ノーマルリーチから発展する全回転リーチ。発展した時点でハイパーボーナス確定。
外部リンク
編集※ 各リンクとも、リンク先に音声あり。