はやぶさII
はやぶさIIは、青函フェリー株式会社が運航しているフェリー。
はやぶさII | |
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基本情報 | |
船種 | フェリー |
船籍 | 日本 |
所有者 | 青函フェリー |
運用者 | 青函フェリー |
建造所 | 函館どつく函館造船所 |
信号符字 | JD5197 |
IMO番号 | 9941556 |
MMSI番号 | 431020945 |
経歴 | |
起工 | 2022年8月[1] |
進水 | 2022年11月7日[2] |
竣工 | 2023年3月 |
就航 | 2023年4月4日[3] |
現況 | 就航中 |
要目 | |
トン数 | 1,400 トン |
総トン数 | 2,999 トン[4] |
全長 | 115.0 m |
型幅 | 19.00 m |
旅客定員 | 300名 |
車両搭載数 | トラック36台 |
概要
編集函館どつくは、青函フェリーから2隻のフェリーを受注し、約8年ぶりにフェリーの建造を再開した[1]。そのうちの1隻がはやぶさIIである。
あさかぜ5号の代船として函館どつく函館造船所で建造され、2023年3月に竣工した。函館造船所での建造は約20年ぶりとなる[1]。その後、4月4日に函館港20時20分発の14便から運航を開始した[3]。
設計
編集あさかぜ5号と比較して、総トン数は1.5倍となる約3000トン、トラックの積載台数は10台多い36台と大型化した[5]。
荒れがちな津軽海峡の波による揺れを抑えるため、船首の形を変えて波の抵抗を低減したほか、船尾や船底の構造なども大幅に見直した。推進部のスクリューやエンジンは、最大出力時の燃料効率が5%向上した[5]。
船内
編集船室
編集- ステートルーム(2室) - 個室、ベッド
- ステートルーム(2室) - 個室、2段ベッド
- 2等椅子席(1室)
- 2等室(4室、うち1室は婦人専用)
- バリアフリー椅子席
- ドライバールーム(2室) - 階段式2段ベッド、1室は一般旅客も利用可能
設備
編集- 自動販売機(飲料・カップ麺)
- シャワールーム(男・女)
- 多目的トイレ(車いす対応)
- 喫煙室
- バリアフリーエレベーター
脚注
編集- ^ a b c “函館どつくがフェリー建造再開、20年ぶり新規受注【函館】”. (2022年9月22日) 2023年5月21日閲覧。
- ^ “20年ぶり新造フェリーが海へ 函館どつく進水式に市民650人”. 函館新聞. (2022年11月8日) 2023年5月21日閲覧。
- ^ a b “青函フェリーの新造船「はやぶさII」4月4日デビュー。乗用車1万円などWeb限定「ウルトラ割」も”. トラベルWatch (2023年3月27日). 2023年5月21日閲覧。
- ^ “青函フェリー「はやぶさⅡ」函館どつくで竣工 旅客3倍・車両1.4倍に”. Daily Cargo (2023年3月30日). 2023年5月21日閲覧。
- ^ a b “青函フェリー、新造船を「はやぶさII」と命名|短報”. LOGISTICS TODAY (2022年11月8日). 2023年5月21日閲覧。
外部リンク
編集- 青函フェリー
- MarineTraffic.com - HAYABUSA2 - 自動船舶識別装置(AIS)による現在位置表示