はちじょう (掃海艦)

海上自衛隊の掃海艦。やえやま型掃海艦の3番艦

はちじょうローマ字JS Hachijō, MSO-303)は、海上自衛隊掃海艦やえやま型掃海艦の3番艦。艦名は八丈島に由来する。占守型海防艦八丈」に次いで日本の艦艇としては2代目。

はちじょう
基本情報
建造所 日本鋼管 鶴見造船所
運用者  海上自衛隊
艦種 掃海艦
級名 やえやま型
艦歴
計画 平成2年度計画
発注 1990年
起工 1991年5月17日
進水 1992年12月15日
就役 1994年3月24日
除籍 2017年6月6日
要目
排水量 基準 1,000トン
満載 1,150トン
全長 67.0m
最大幅 11.8m
深さ 5.2m
吃水 3.1m
機関 三菱6NMU-TK-1ディーゼル × 2基
出力 2,400PS
推進器 スクリュープロペラ × 2軸
速力 最大速 14ノット
乗員 63名
兵装 JM-61-M 20mm多銃身機銃 × 1基
レーダー OPS-39 水上
ソナー SQQ-32
AQS-14 サイドスキャンソナー
その他 89式深々度係維掃海具(S-8)一式
85式磁気掃海具(S-6)一式
71式音響掃海具(S-2)一式
深々度機雷処分具(S-7 2型)一式
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艦歴

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「はちじょう」は、中期防衛力整備計画に基づく平成2年度計画掃海艦303号艦として、日本鋼管鶴見造船所で1991年5月17日に起工され、1992年12月15日に進水、1994年3月24日に就役し、第2掃海隊群第51掃海隊に編入され横須賀に配備された。

2000年3月13日、掃海部隊の再編により掃海隊群が新編され、第51掃海隊が掃海隊群隷下に編入。

2004年4月21日から5月7日までの間、シンガポール周辺海域において実施された第2回西太平洋掃海訓練に掃海母艦「うらが」、掃海艇「うくしま」とともに参加した。

2006年6月5日から17日までの間、マレーシア周辺海域で実施された第3回西太平洋掃海訓練に掃海母艦「ぶんご」、掃海艇「あいしま」とともに参加した。

2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震による東日本大震災に対し、災害派遣のため横須賀から被災地、宮崎県女川町に向けて出港する。

2012年9月16日から27日までの間にペルシア湾で実施された「米主催国際掃海訓練」に掃海母艦「うらが」とともに参加した[1]

2016年7月1日、掃海隊群の改編により第51掃海隊が廃止となり、第1掃海隊に編入。

2017年6月6日、除籍。総航程は288,190.6NM(地球約13.3周分)、総航海時数は39,783時間11分(約1657日)に及んだ[2]

兵装

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機雷処分用として、前甲板にJM-61-M 20mm多銃身機銃 1基を装備する。

脚注

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参考文献

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  • 石橋孝夫『海上自衛隊全艦船 1952-2002』(並木書房、2002年)
  • 世界の艦船 増刊第66集 海上自衛隊全艦艇史』(海人社、2004年)

関連項目

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