どんつく神社
どんつく神社(どんつくじんじゃ)は、静岡県賀茂郡東伊豆町稲取にある神社。
どんつく神社 | |
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所在地 | 静岡県賀茂郡東伊豆町稲取1089-11 |
位置 | 北緯34度46分6.5秒 東経139度2分50.9秒 / 北緯34.768472度 東経139.047472度座標: 北緯34度46分6.5秒 東経139度2分50.9秒 / 北緯34.768472度 東経139.047472度 |
主祭神 | 素盞嗚命 |
例祭 | どんつく祭(9月末-10月初頭頃) |
概要
編集稲取地区の南東、灯台がある稲取岬の頂上付近に鎮座している。
元々の起源は、稲取地区北東部の素盞嗚神社にあり、男性器を模した御神体を奉納したり、その年に成人する男性が「お面さん」と呼ばれる赤色と青色の天狗面をかぶり、男性器の御神体で(夫婦和合、子孫繁栄、無病息災を祈願して)住民を突きながら民家を巡る儀礼が独立したものである[1][2][3]。(ただし、こうした儀礼自体はもっと古い起源があり、弥生時代から2000年程度の歴史があると称されることもある[1][2][3]。)
この儀礼は御神体で「どんと突く」ことから「どんつく祭」と呼ばれるようになり、伊東市・音無神社の「尻つみ祭り」、伊豆市 (旧・天城湯ヶ島町、市山) ・明徳寺の「東司(とうす)まつり」と共に、「伊豆三大奇祭」と称される[1]。
そして巨大な御神体を乗せた神輿を保管する社殿として、この「どんつく神社」が創建された。通常時でも「どんつく神社」の社殿に納めされた御神体の神輿を見ることができる[4]。
現在の「どんつく祭」は、神社の例大祭と観光イベントを兼ねて、1966年(昭和41年)から開始されたものであり、人手不足(担い手不足)を理由に2018年(平成30年)を最後に一旦中断されたが、環境を整えた上で2023年(令和5年)から再開された。以前は6月に行われていたが、再開後は9月末-10月初頭頃に行われている[1][2][3]。
祭神
編集脚注
編集外部リンク
編集- どんつく祭 - 稲取温泉 旅館協同組合