とんど饅頭
広島県福山市の虎屋本舗で製造販売される和菓子
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とんど饅頭(とんどまんじゅう)とは、広島県福山市の虎屋本舗(備後福山虎屋)で製造販売されている和菓子で、福山市の土産菓子として知られる。
直径3cmほどの焼き饅頭であり、中に白餡を入れている。饅頭の種類としてはひよ子やなごやんに近い。虎屋直営店舗の他、JR福山駅などの駅キヨスク、福山市周辺のスーパー、広島空港などで手に入る。
由来
編集江戸時代初期の元和6年(1620年)に、福山藩の藩祖である水野勝成が福山城を築城した際、領民がそれを祝って「とんど」(左義長)を行ったことにある。その後、虎屋の初代は、茶の湯の席で饅頭を勝成に献上したところ大いに喜ばれ、勝成自身により「とんど饅頭」の名を与えられ、以後福山城下でこの饅頭の販売を許可されたという。以後虎屋は福山藩の御用菓子司として、福山藩代々の藩主にこの饅頭を献上した。