とよたろう
とよたろう TOYOTAROU | |
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職業 | 漫画家 |
活動期間 | 2012年 - |
ジャンル | 少年漫画 |
概要
編集小学生時代に見たアニメ『ドラゴンボール』が好きで「こんなワクワクする絵が描いてみたい」と思うようになる[2]。学生時代はその作品に登場するキャラクターを模写していた[2]。
ある日、鳥山明の作品『ちょっとだけかえってきた Dr.SLUMP』の作画が中鶴勝祥だと知る。「鳥山明先生じゃない人が描いている。もしかしたら俺も、将来一緒に仕事ができるかも」と思い、『ドラゴンボールヒーローズ』の自作漫画を集英社に持ち込んだのが漫画家デビューのきっかけとなった[2]。
2012年、『Vジャンプ』にて『ドラゴンボールヒーローズ Victory Mission』で連載デビュー[3]。現在は別作品を連載中のため、同作品は連載休止となっている。
2015年から映画『ドラゴンボールZ 復活の「F」』の読み切り掲載を経て、『ドラゴンボール超』を連載中[4][5]。
過去にトイブルという名義でドラゴンボールの非公式二次創作を描いていたことがある。
人物
編集漫画制作について
編集漫画版『ドラゴンボール超』に関しては、鳥山明のプロットを基に、とよたろうが話を膨らませて描いている[6][4]。その際、毎回ネームを鳥山明がチェックしているとのこと[4][7][8]。コミックスの巻末では、とよたろうの描いたネームと、鳥山明により手直しされたネームが一部掲載されている。
原稿を制作する時は、ネームと下書きをシャーペンで描いて、それをスキャンして青で印刷し、そこにインクでペン入れをした原稿を再度パソコンに取り込んで、デジタルで仕上げている[9]。
必需品
編集作業をするうえでスマホとテレビは必需品と語っており、スマホで音楽やラジオ、YouTubeを流し、テレビでは地上波の番組や、録画した番組や、Netflix、Amazon Prime Videoなどを流しながら作業をしてるとのこと[9]。
評価
編集漫画版『ドラゴンボール超』は2019年5月時点で発行部数510万部を記録している[10]。
鳥山明との対談で、「とよたろうさんのネームは安心して見られる。このままでも大満足だが、いろんなアングルから見る構図を多用できれば、より完璧になる」と鳥山明自身がアドバイスしている[11]。
2017年の鳥山との対談では、「以前は僕の『ドラゴンボール』を追いかけている印象だったが、最近は作画に自分のカラーが出てきて、確実に良くなっている」と鳥山明自身が評価している[12]。
作品リスト
編集漫画作品
編集作品名 | 形式 | 掲載誌 | 備考 |
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ドラゴンボールヒーローズ Victory Mission | 連載 | 『Vジャンプ』2012年11月号 - 2015年1月号→『Vジャンプ+』[13]2015年2月号) | 休載中[14] |
ドラゴンボールZ 復活の「F」 | 読切 | 『Vジャンプ』2015年4月号 - 2015年6月号[15] | 全3話 |
ドラゴンボール超 | 連載 | 『Vジャンプ』2015年8月号 - 連載中[16] | |
ドラゴンボール ゼノバース2 THE MANGA | 読切 | 『ドラゴンボール ゼノバース2 PS4版 ヒストリアガーディアンズ超ガイド』2016年11月2日 | |
ドラゴンボールスーパーダイバーズ | 読切 | 『Vジャンプ』2024年12月号 |
漫画単行本
編集2024年4月時点。
- 『ドラゴンボール超』2015年 - 続刊中、既刊23巻
デザイン
編集出演
編集テレビ番組
編集脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ “とよたろう(漫画家)”. マンガペディア. 2021年12月3日閲覧。
- ^ a b c 「少年時代の落書きから鳥山先生と一緒に仕事するまで」『スポニチ ドラゴンボール超 新聞』スポーツニッポン新聞社、2018年12月12日、7頁。
- ^ “ドラゴンボールヒーローズ ビクトリーミッション”. 2018年12月13日閲覧。
- ^ a b c “ドラゴンボール超1巻発売記念「とりとよ放談」”. 2018年3月13日閲覧。
- ^ “少年ジャンプ+公式サイト ドラゴンボール超”. 2018年3月13日閲覧。
- ^ “【VJ公式】『ドラゴンボール超』担当編集による裏話とは…!? - YouTube”. 2020年10月14日閲覧。
- ^ 「VJ編集部Presents! とよたろう先生超解体新書!!!」『ドラゴンボール超』 第2巻、集英社〈ジャンプ・コミックス〉、2016年12月7日、213-214頁。ISBN 978-4-08-880867-3。
- ^ “Toyotaro (Auteur de Dragon Ball Super) - Akira Toriyama a changé ma vie (with EN-JP subtitles) - YouTube”. 2018年5月17日閲覧。
- ^ a b c “とよたろう先生の制作現場に密着!魔人ベジータを描くポイントは「表情」”. ドラゴンボールオフィシャルサイト (2022年4月29日). 2025年1月24日閲覧。
- ^ Vジャンプ2019年07月号、DBジャンプ特集『DBと世界』集英社、2019年5月21日発行。
- ^ 「祝 DRAGON BALL超 1巻発売記念!! とりとよ放談」『ドラゴンボール超』 第1巻、集英社〈ジャンプ・コミックス〉、2016年4月9日、190-191頁。ISBN 978-4-08-880661-7。
- ^ 「祝 DRAGON BALL超 4巻発売記念!! とりとよ放談 Vol.2」『ドラゴンボール超』 第4巻、集英社〈ジャンプ・コミックス〉、2017年11月7日、194-197頁。ISBN 978-4-08-881163-5。
- ^ ドラゴンボールヒーローズ ビクトリーミッション 第27話第27話の最終ページ左下参照。2019年09月01日閲覧。
- ^ ドラゴンボールヒーローズ ビクトリーミッション 第28話第28話の最終ページ左下参照。2019年09月01日閲覧。
- ^ “フリーザ登場の映画「ドラゴンボールZ」コミカライズがVジャンプで始動”. コミックナタリー (2015年2月21日). 2025年1月20日閲覧。
- ^ “鳥山明ストーリー原案の「ドラゴンボール」新アニメ、Vジャンでコミカライズ”. コミックナタリー (2015年5月21日). 2025年1月20日閲覧。
- ^ 「Nintendo Switch「スーパードラゴンボールヒーローズ ワールドミッション」の新キャラクターが公開!」ドラゴンボール オフィシャルサイト、2019年1月17日。
- ^ “『ドラゴンボール超』11巻発売記念!とよたろう先生直撃インタビュー&仕事場を大公開!!”. ドラゴンボールオフィシャルサイト (2019年12月3日). 2021年8月8日閲覧。
- ^ 『ドラゴンボール超』 第16巻、集英社〈ジャンプ・コミックス〉、2021年8月9日、カバー折り返し頁。ISBN 978-4-08-882744-5。
- ^ “「ドラゴンボール超」孫悟空“身勝手の極意”をコミック版担当・とよたろうが完全監修で立体化! 全144ページの大図鑑も付属”. Excite ニュース (2023年9月2日). 2025年1月20日閲覧。
- ^ “【2023年3月】とよたろうが描いてみた!【父の遺志を継ぐ魔族!!】”. ドラゴンボールオフィシャルサイト (2023年3月30日). 2025年1月24日閲覧。
- ^ “足立梨花&生駒里奈&オリラジ中田 3人を『ドラゴンボール超』とよたろうが描く”. Excite ニュース (2017年11月12日). 2025年1月20日閲覧。
- ^ a b “「おはスタ」にとよたろう先生が出演!悟空の描き方を伝授!!”. ドラゴンボールオフィシャルサイト (2023年12月27日). 2025年1月20日閲覧。
- ^ “「おはスタ」でとよたろう先生が悟空の描き方を伝授!!1月29日に第3回目を放送予定!!”. ドラゴンボールオフィシャルサイト (2024年1月11日). 2025年1月20日閲覧。