てんたかく
てんたかくは、2006年(平成18年)に品種登録されたイネ(稲)の品種[1]。「ひとめぼれ」を花粉親、「ハナエチゼン」を種子親とする交配によって育成された[1]。品種名は、稲穂の実る食欲の秋の澄み渡る空をイメージして命名された[1]。JA全農とやまは、受験シーズンに「高い点が取れるように」という願いを込めた「合格祈願米てんたかく」を発売している[1]。2017年(平成29年)産米は富山県の産地品種銘柄(必須銘柄)となっている[2]。
てんたかく | |
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属 | イネ属 Oryza |
種 | イネ O. sativa |
交配 | ハナエチゼン×ひとめぼれ |
亜種 | ジャポニカ O. s. subsp. japonica |
品種 | てんたかく |
品種特性
編集高温登熟耐性に強い「ハナエチゼン」と耐寒性が強く良食味の「ひとめぼれ」の長所を掛け合わせる目的で育成された[1]。高温下や日照不足でも安定した高品質・良食味米の収穫が見込める[1]。
粒には透明感があり、炊飯米は粒がしっかりしているため食べ応えがある[1]。
脚注
編集- ^ a b c d e f g 日本食糧新聞社 編 2018, p. 74.
- ^ 日本食糧新聞社 編 2018, p. 71.
参考文献
編集- 日本食糧新聞社 編『全国お米のこだわり銘柄事典』日本食糧新聞社、2018年4月18日。ISBN 9784889272666。