つるみカミン
つるみカミン (COMIN) は、かつてJR鶴見駅東口にあった駅ビルである[1]。跡地にCIAL鶴見が開業した。
つるみカミン | |
---|---|
店舗概要 | |
所在地 |
〒230-0051 横浜市鶴見区鶴見中央一丁目1番1号 |
座標 | 北緯35度30分28.53秒 東経139度40分36.49秒 / 北緯35.5079250度 東経139.6768028度座標: 北緯35度30分28.53秒 東経139度40分36.49秒 / 北緯35.5079250度 東経139.6768028度 |
開業日 | 1965年(昭和40年)10月1日[1][2] |
閉業日 | 2008年9月30日[1][3] |
施設管理者 | 鶴見ステーションビル[3] |
延床面積 | 約18,000 m2[1] |
店舗数 | 107 |
営業時間 |
10:00 - 20:00(地下1階 - 5階) 11:00 - 22:00(レストラン街) 7:00 - 22:00(1階:ベッカーズ) 11:00 - 22:00(2階:魚河岸いしい) |
駐車台数 | 69台 |
後身 | シァル鶴見[4] |
外部リンク | http://www.comin.jregroup.ne.jp/ |
概要
編集1960年(昭和35年)5月31日に設立された鶴見振興株式会社が[5]、駅舎の建設工事費を地元の民間企業などが出資して負担する代わりに駅舎内に店舗などを設置して営業した民衆駅の一つとして建設し[5][6]、1965年(昭和40年)に営業を開始した商業施設を主体とする駅ビルであった[1][5][6]。
建物は地上7階・地下2階建て、延床面積約18,000m2で[1]、衣料品売り場やレストランなども併設していた[3]。
乗降客数が1日約15万人の鶴見駅に直結していたこともあり[1]、2007年(平成19年)度の売上高は100億円を下回ったものの約90億円を上げていた[3]。
建物の老朽化により耐震性の問題が発生し、またバリアフリー化も困難であることに加え[3]、当駅と京急鶴見駅の間の一画で都市再生機構による大規模な再開発事業が進むなど周辺環境が大きく変わることから[3]、2008年(平成20年)9月30日をもって閉館することとなった[1][3]。
当ビルの運営母体は民衆駅建設のために設立された鶴見振興株式会社であったが[5][6]、国鉄分割民営化などもあり、営業終了時点ではJR東日本グループの鶴見ステーションビル株式会社となっていた[3]。
閉館後の2010年(平成22年)3月から建物の解体が進められ[1]、跡地には地上6階・地下1階建て、延床面積約14,000m2の新たな駅ビルが建設され[7]、2011年(平成23年)3月11日に着工[7]。翌2012年(平成24年)11月1日に株式会社横浜ステーシヨンビルが管理・運営する「CIAL鶴見」が開業した[4]。
沿革
編集フロア構成
編集閉館時点でのフロア構成。
脚注
編集- ^ a b c d e f g h i j k l “鶴見駅の新駅ビルが13年度開業へ”. 神奈川新聞(神奈川新聞社). (2010年1月22日)
- ^ a b 長谷川弘和、吉川文夫『かながわの鉄道』神奈川合同出版、1983年9月、105頁。
- ^ a b c d e f g h i “鶴見駅カミンが9月末閉館へ/JR東日本がエキナカ事業など検討へ”. 神奈川新聞(神奈川新聞社). (2008年4月30日)
- ^ a b c 福井聡 (2012年11月1日). “鶴見駅東口「シァル」、きょうオープン 駅ビルに禅文化 地元住職プロデュース「癒やされる場提供」”. 毎日新聞 (毎日新聞社)
- ^ a b c d e f 鉄道弘済会会長室五十年史編籌事務局 『鉄道弘済会五十年史』鉄道弘済会、1983年2月25日。
- ^ a b c d 日本国有鉄道総裁室修史課 『日本国有鉄道百年史 第13巻』 日本国有鉄道、1974年2月28日。
- ^ a b “鶴見駅ビルの名称は「シァル」、2012年秋に開業前倒し”. 神奈川新聞(神奈川新聞社). (2011年3月5日)
- ^ “鶴見ダイアリー _ 写真見本サイト _ 神奈川新聞アーカイブズ”. カナロコ. 2022年9月19日閲覧。