つくとり』は、Rúfが2007年5月25日に発売したアダルトゲームである[1]

内容

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ルートは3つあり、いずれも事件編と解決編に分かれている。そして、解決編までをクリアすると、グランドルートに相当する神代編が解放される。

プロローグ

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田舎町・武蔵野府月鳥町では、毎年「ツクトリ」という神様をあがめる祭りが行われていたが、そのたびに死体が木につるされる事件が起きており、今回の犠牲者は、町にある研究施設HAOMAラボラトリーの主任研究員アーサー・F・フォレストだった[1]

カメラマンの主人公・橋上 郁は仕事のためにこの地へ向かっていたところ、この事件を捜査する女刑事・久十生 寧と出会い、彼女の手伝いをすることになった[1]

住民たちは一連の事件の犠牲者をかたくなに「ツクトリ様の生贄」として扱い、捜査に非協力的だった[1]。それでも郁はこれが人為的なものだとして捜査を続ける[1]


登場人物

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橋上 郁(はしがみ かおる)
本作の主人公であるカメラマン[2]
人問 綺子(ひととい あやこ)
声:茶谷やすら[2]
月鳥町にある神社の巫女兼人問一族の総代[2]。同世代の女性に比べると内気であるほか、早くに両親を亡くしたためか、やや言動が幼い[2]
森下 ルル(もりした るる)
声:愛☆美奈子[2]
月鳥町の総合病院・森下医院の院長・森下 靜眞の次女で、綺子の幼馴染でもある[2]
森下 弥生(もりした やよい)
声:一色ヒカル[2]
ルルの姉[2]。病で伏せる父に代わり、森下医院の院長代理を務める[2]。ただし、本人は医師免許を持っていないため、経営のみである[2]
久十生 寧(くどう ねい)
声:このかなみ
武蔵野府警刑事部捜査第1課の警部[3]
人問 韵
綺子の兄で、15歳だった彼女をかばって事故に遭い、失明した[3]。以来、一族の総代となった妹の補佐をしているほか、祭事の祭主も務める[3]。妹を溺愛するあまり、近隣住民から奇異な目で見られている[3]

HAOMAラボラトリー

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氷谷 準(ひたに じゅん)
声:町田あみ[2]
アーサー・F・フォレストの後任として研究主任となった女性[2]
アル・アンダーウッド
HAOMAラボラトリーの所長。全身に包帯がまかれた状態で、移動には車いすを用いている。また、発話が困難であり、事実上の世話人であるグリューンが代弁している[3]
グリューン・シュヴァルツカップ
声:松園ルイ[3]
アンダーウッドが研究所設立に際して連れてきた女性。表向きは事務員として登録されているが、事実上アンダーソンの世話人である[3]
杳(はるか)
声:まきいづみ[3]
アンダーウッドが研究所設立に際して連れてきた少女[3]


脚注

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  1. ^ a b c d e 人の仕業か神の裁きか? 奇怪な連続殺人事件の謎を追う本格派ミステリーAVG! 『つくとり』5月25日発売! - Game-Style,2007年4月16日、2025年1月23日閲覧、2008年3月26日時点のオリジナルよりアーカイブ
  2. ^ a b c d e f g h i j k l 『つくとり』キャラクター紹介vol.1 - Game-Style,2007年4月23日、2025年1月23日閲覧、2008年2月25日時点のオリジナルよりアーカイブ
  3. ^ a b c d e f g h i 『つくとり』キャラクター紹介vol.2 - Game-Style,2007年4月25日、2025年1月23日閲覧、2008年2月25日時点のオリジナルよりアーカイブ