たーしは、日本漫画家福岡県北九州市門司区出身[2]

たーし
生誕 日本福岡県北九州市門司区
職業 漫画家
活動期間 2002年[1] -
テンプレートを表示

来歴

編集

1998年、24歳の時に描いた『KUZU』がちばてつや賞準大賞を受賞[1]

2002年に、『アーサーGARAGE』で漫画家デビュー[1]

2011年から、『ドンケツ』をヤングキングで連載開始[1]

人物

編集

子供のころから絵が上手い方だと自負していたが、クラスで一番というほどではなかった。絵を上達させるために「マンガ入門」のような本を購入して独学で勉強した。その後、漫画を描き始めるにあたり、他の漫画家の下でのアシスタント経験や専門学校で学んだ経験はない。そのため、漫画に関する専門用語や道具の使い方に疎く、初めて編集者と打ち合わせをした際も"ネーム"すら分からず困惑した[1]

作画は手描きで行っている。漫画制作に携わるスタッフはほぼ家族であり、たーしの妻がパソコンを使って背景を入れ、兄が(キャラの背に描かれている)入れ墨を手描きで担当、母はスタジオの仕事場の環境整える掃除や食事作りを担っている。また、たーしの高校時代の同級生がスクリーントーンなどの仕上げ作業を手伝うこともある[1]。過去に編集部から紹介されたアシスタントを入れたこともあるが、身内の輪に入れず、辞めてしまったという[1]

少女漫画に苦手意識があり殆ど手にしたこともなかったが、ある時、神尾葉子の『花より男子』を読んだところ面白くてハマってしまい、それ以降は少女漫画も読むようになった[3]。このように『ドンケツ』シリーズも誰かの「新発見」となれば嬉しいとたーしは話している[3]

作品リスト

編集

連載

編集

読み切り

編集
  • ロケマサと僕(『週刊ヤングマガジン』2021年4・5合併号[25]) - ヤングマガジン40周年企画「我漫 -ワガマン-」第19弾作品[25]

書籍

編集
  • アーサーGARAGE』、講談社ヤンマガKC〉2003年 - 2005年、全5巻
  • ドンケツ』、少年画報社〈ヤングキングコミックス〉2011年 - 2019年、全28巻
    • 『ドンケツ外伝』、少年画報社〈ヤングキングコミックス〉2014年 - 、既刊8巻(2024年10月28日現在)
    • 『ドンケツ 第2章』、少年画報社〈ヤングキングコミックス〉2019年 - 、既刊13巻(2024年11月25日現在)
  • 『おちこぼれ』、日本文芸社〈ニチブンコミックス〉2024年 - 、既刊1巻(2024年3月29日現在)
    1. 2024年3月29日発売[22][26]ISBN 978-4-537-14795-7
  • 日本統一 〜序章〜』、原作:本宮泰風、少年画報社〈ヤングキングコミックス〉2024年、全1巻

寄稿

編集
  • 空気を読むな!本音で語れッ!男と男のマンガの話特集 『ドンケツ』シリーズの魅力に迫るコーナー(『ダ・ヴィンチ』2021年3月号[27]) - インタビュー[27]

メディア出演

編集

テレビ

編集

脚注

編集
  1. ^ a b c d e f g バケツいっぱい歳食っとるくせしやがって…『ドンケツ』シリーズ作者・たーし先生独特のセリフ回しはどこから来ている?|川島・山内のマンガ沼web”. マンバ通信 - マンバ. 株式会社マンバ (2021年4月23日). 2021年10月15日閲覧。
  2. ^ (313) 門司区出身の漫画家・たーし 地元色濃厚な人間ドラマ”. 北九州市漫画ミュージアム (2020年7月31日). 2021年8月9日閲覧。
  3. ^ a b 「「空気を読むな!本音で語れッ!男と男のマンガの話」インタビュー たーし」『ダ・ヴィンチ』2021年3月号、KADOKAWA、2021年3月6日、163頁、ASIN B08T4355NY 
  4. ^ アーサーGARAGE(1)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2021年8月9日閲覧。
  5. ^ アーサーGARAGE(5)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2021年8月9日閲覧。
  6. ^ 熱血中古屋魂!! アーサーGARAGE(1)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2021年8月9日閲覧。
  7. ^ 熱血中古屋魂!! アーサーGARAGE(15)<完>”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2021年8月9日閲覧。
  8. ^ a b ならず者賛歌、たーし新連載「ドンケツ」ヤンキンで開始”. コミックナタリー. ナターシャ (2011年4月25日). 2021年8月9日閲覧。
  9. ^ たーし「ドンケツ」第一部完結!冬坂あゆるの裏稼業ラブコメも短期集中で始動”. コミックナタリー. ナターシャ (2018年12月25日). 2021年8月9日閲覧。
  10. ^ ヤンキン増刊にシマウマ、SHIBUYA狂争曲の外伝など9作品”. コミックナタリー. ナターシャ (2013年11月18日). 2021年8月9日閲覧。
  11. ^ ヤングキングBLACK発売「外道の歌」番外編&スピンオフなど描き下ろし19編”. コミックナタリー. ナターシャ (2018年3月19日). 2021年8月9日閲覧。
  12. ^ 「ドンケツ外伝」がヤンキンBULLで毎号連載、ドンケツ1巻収めた冊子も”. コミックナタリー. ナターシャ (2019年2月4日). 2021年8月9日閲覧。
  13. ^ ヤングキング 2019年13号”. 少年画報社. 2024年8月19日閲覧。
  14. ^ 『ヤングキング』2023年21号、少年画報社、2023年10月6日、78頁。 
  15. ^ 「外道の歌」カモとトラに粛清された外道たちの過去に迫るスピンオフ、BULLで開幕”. コミックナタリー. ナターシャ (2024年8月19日). 2024年8月19日閲覧。
  16. ^ 「ドンケツ」のたーし、刑期を終えた“おちこぼれ”ヤクザ描く読切でゴラクに”. コミックナタリー. ナターシャ (2019年4月26日). 2021年8月9日閲覧。
  17. ^ 散り際を見失ったおちこぼれの年寄りヤクザ描く、たーしの読切がゴラクに”. コミックナタリー. ナターシャ (2020年8月7日). 2021年8月9日閲覧。
  18. ^ 『ドンケツ』で話題沸騰の実力派・たーしが描く“極道哀歌”『おちこぼれ』3号連続掲載!!年末年始スペシャル合併号『週刊漫画ゴラク 2023年1/6・1/13号』12月23日発売”. PR TIMES (2022年12月22日). 2021年12月29日閲覧。
  19. ^ 「おちこぼれ 第5話」『週刊漫画ゴラク』2023年1月27日号、日本文芸社、2023年1月13日、107頁、ASIN B0BQ7N9Q3B 
  20. ^ たーしのアウトローオムニバス新作がゴラクに、ヤクザにもカタギにもなれない男の物語”. コミックナタリー. ナターシャ (2023年12月22日). 2023年12月22日閲覧。
  21. ^ 『週刊漫画ゴラク』2024年1月19日号、日本文芸社、2024年1月5日。 表紙より。
  22. ^ a b “おちこぼれ”ヤクザ4人の生き様を描いた、たーしのオムニバス「おちこぼれ」1巻”. コミックナタリー. ナターシャ (2024年3月29日). 2024年8月5日閲覧。
  23. ^ a b 「日本統一」氷室蓮司と田村悠人の出会い描くスピンオフがヤンキンBULLで連載開始”. コミックナタリー. ナターシャ (2024年5月2日). 2024年5月2日閲覧。
  24. ^ 隔週刊化・ヤングキングBULL第1号、新連載「いんびりの村」は陰惨ホラー”. コミックナタリー. ナターシャ (2024年8月5日). 2024年8月5日閲覧。
  25. ^ a b 神様を辞めたいポンコツ神様と霊感体質の高校生、ヤンマガ新連載「三千年目の神対応」”. コミックナタリー. ナターシャ (2020年12月21日). 2021年8月9日閲覧。
  26. ^ おちこぼれ 1 (単行本)”. 株式会社日本文芸社. 2024年11月3日閲覧。
  27. ^ a b ダ・ヴィンチ「男と男のマンガの話」に宮島礼吏、板垣恵介、花沢健吾らのインタビュー”. コミックナタリー. ナターシャ (2021年2月5日). 2021年8月9日閲覧。
  28. ^ 川島・山内のマンガ沼【公式】 [@manganuma_ytv] (2021年4月16日). "マンガ沼 #14 ご視聴感謝です!次回#15は山内さん大絶賛 ドンケツ TV初出演という たーし先生が登場 『衝撃の名ゼリフ』誕生秘話とは!?". X(旧Twitter)より2025年2月1日閲覧
  29. ^ 川島・山内のマンガ沼【公式】 [@manganuma_ytv] (2021年4月24日). "マンガ沼 関西の皆様 本日深夜#16放送です ドンケツ たーし先生のマンガ界友人に山内さんも大興奮 お楽しみに〜". X(旧Twitter)より2025年2月1日閲覧
  30. ^ 『ドンケツ』たーし先生に聞く「マンガを描く7つ道具」川島・山内のマンガ沼web”. マンバ通信. 2025年2月1日閲覧。
  31. ^ 【公式】漫道コバヤシ [@mando_kobayashi] (2025年1月31日). "【解禁 漫道コバヤシ 次回は 話題の大ヒット極道漫画 ドンケツ 実写化記念SP たーし先生降臨!ピッカピカのヤバい裏話続々!この機会に今から全シリーズ49冊読み返し推奨!2/23(日)23時 フジテレビONEにて". X(旧Twitter)より2025年2月1日閲覧

外部リンク

編集