せどり男爵数奇譚
『せどり男爵数奇譚』(せどりだんしゃくすうきたん[1])は、梶山季之の連作短編小説。古書の「せどり」という転売の手法を扱う経済小説(業界小説)。ミステリとしての要素も強い。
せどり男爵数奇譚 | ||
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著者 | 梶山季之 | |
発行日 | 1974年 | |
発行元 | 桃源社 | |
ジャンル | 経済小説 | |
国 | 日本 | |
言語 | 日本語 | |
形態 | 上製本 | |
ウィキポータル 文学 | ||
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『オール讀物』1974年(昭和49年)1月号 - 6月号に連載。
内容
編集「せどり(背取、競取)」とは、古書業界の用語で、安く買った珍品の本を他の店に転売することを業とする人もしくは行為を言う。「せどり男爵」の異名をとる笠井菊哉氏が本をめぐる事件に遭遇する連作集。
収録作品
編集登場人物
編集登場する奇書
編集書誌
編集- 『せどり男爵数奇譚』桃源社、1974年。
- 『せどり男爵数奇譚』集英社〈コンパクト・ブックス〉、1976年。
- 『せどり男爵数奇譚』河出書房新社〈河出文庫〉、1983年2月。
- 『せどり男爵数奇譚』夏目書房、1995年6月。ISBN 4-7952-5784-1。
- 『せどり男爵数奇譚』筑摩書房〈ちくま文庫〉、2000年6月。ISBN 4-480-03567-2。
その他
編集脚注
編集関連項目
編集- BOACスチュワーデス殺人事件 - 第5話「五月晴九連宝燈」で言及されている。
- ドン・ヴィセント - 稀覯本収集のために放火殺人を犯したとされる人物。第5話「五月晴九連宝燈」で言及されている。