じんのひろあき

日本の脚本家・映画監督・劇作家

じんの ひろあき[1]1962年昭和37年〉4月6日[要出典] - )は、日本の脚本家映画監督劇作家

じんの ひろあき
プロフィール
誕生日 (1962-04-06) 1962年4月6日(62歳)[要出典]
出身地 日本の旗 日本東京都
主な作品
映画櫻の園
おまえ うまそうだな
シャニダールの花
受賞
日本アカデミー賞
優秀脚本賞
1990年櫻の園
キネマ旬報
脚本賞
1990年『櫻の園』
ヨコハマ映画祭
脚本賞
1990年『櫻の園』
テンプレートを表示

経歴

編集

大学在学中に映画監督の押井守に師事し、映画『紅い眼鏡』の美術担当としてキャリアをスタート。

ディレクターズカンパニー脚本コンクールで一席入選し、金子修介監督の『ラストキャバレー』の脚本でデビュー、同作で亀有映画祭脚本賞を受賞[注釈 1]

押井からは「超常現象・超能力・魔法・機械・戦争等、普通のアニメのライターが手掛ける案件には経験がないけど、『中学生』『高校生』しかも『女の子』の世界を書かせたら、日本一」「中学生・高校生の世界に昔から興味を持っていて、そういう子達の出入りする店に通って、色々な言葉を抽出してみたりすることを延々とやっている」と評している[3]

脚本提供を続ける一方、漫画原作やオーディオドラマの執筆も行う。

演劇にも進出し、27年間で150以上の公演を手掛けるなど、多岐にわたる活動を続けている。

マントルプリンシアター、10×50KINGDOMを経て、現在はガソリーナを主宰。

作品

編集

脚本・監督作品

編集
  • 『月より帰る』(企画・脚本・撮影・監督:1994年公開)
  • 『もう、ひとりじゃない』(脚本・監督:1998年公開)
  • 『天使の火遊び』(製作・脚本・撮影・編集・監督:2001年公開)
  • 『唇からナイフ』(脚本・監督:2020年)
  • 『うたかたの日々』(脚本・監督:2021年)

脚本提供作品

編集

演劇作品

編集
  • ポンキッキーズサマーコンサート'96〜ガチャピン・ムックの宇宙船ペリカーノ号〜(1996年:中野サンプラザ)
  • デビルマン 不動を待ちながら』(2002年:ウエストエンド、サンモール)
  • 『ドードーの旗のもとに 〜いくつもの傷口に唇をおしあてて〜』(2014年7月19日 - 7月21日:ザムザ阿佐谷)
  • 『キタイ』(2015年4月9日 - 4月12日:ザムザ阿佐谷)
  • 『櫻の園2』(2016年5月19日 - 5月22日:ザムザ阿佐谷)

ラジオドラマ作品

編集

ゲーム作品

編集

その他の活動

編集
  • 漫画原作:『ラブレター』(ビックコミックスピリッツにて連載、コミックス累計10万部)
  • 12人の優しい日本人』(1991年公開)企画

受賞歴

編集
  • 日本アカデミー賞:優秀脚本賞(『櫻の園』)
  • キネマ旬報:脚本賞(『櫻の園』)
  • ヨコハマ映画祭:脚本賞(『櫻の園』)
  • 東北新社:第二回アニメ企画大賞(大賞受賞)
  • 亀有映画祭:脚本賞(『ラストキャバレー』)
  • 岸田國士戯曲賞:ノミネート(『メイドイン香港』『俺なら職安にいるぜ』)
  • にっかつビデオ企画大賞大賞(『死霊の花見』)

脚注

編集

注釈

編集
  1. ^ じんのひろあきは、金子修介が制作する予定であった『ウルトラQ ザ・ムービー 星の伝説』の前身である『ウルトラQ』企画にも携わっていた。この企画は中止されたが、後に金子の代表作の一角となる「平成ガメラ三部作」の出発点の一つとなった[2]

出典

編集
  1. ^ じんのひろあきプロフィール”. じんのひろあき 映画 唇からナイフ 公式サイト. 2024年7月10日閲覧。2020年
  2. ^ 電撃ホビーマガジン編集部、2014年、平成ガメラ パーフェクション、26頁、KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
  3. ^ 徳間書店刊「アニメージュ」2004年10月号「風通しのいいドラマ 押井守が語る『風人物語』」p.54より。

外部リンク

編集