ここは静かなり
『ここは静かなり』(ここはしずかなり)は、白川渥の小説である。作品は1956年に『読売新聞』に連載、書籍は大日本雄弁会講談社より刊行、のちに春陽文庫より文庫本が出版された。1956年11月に松竹で映画化、1969年には吉永小百合主演により『風の中を行く』のタイトルでテレビドラマ化された。
ここは静かなり | ||
---|---|---|
著者 | 白川渥 | |
発行元 | 大日本雄弁会講談社 | |
国 | 日本 | |
言語 | 日本語 | |
|
内容
編集舞台は神戸の高台にある楠ケ丘高校。千田杉子は音楽の教師で、学校ではコーラス部も担当している。杉子とコーラス部の門馬元一、赤部晴介、神崎コヅヱらの生徒たちとの人間関係、高校生ながら妻持ちの元一の問題、また数学教師・沼田運吉と歯科医・武田とのそれぞれの関係など色々ありながら、学校と共に明るく生きていく彼女自身のその姿を描いて行く。
映画
編集ここは静かなり | |
---|---|
監督 | 野村芳太郎 |
脚本 |
椎名利夫 野村芳太郎 |
原作 | 白川渥 |
出演者 |
有馬稲子 渡辺文雄 大木実 |
音楽 | 木下忠司 |
撮影 | 井上晴二 |
配給 | 松竹 |
公開 | 1956年11月7日 |
上映時間 | 100分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
キャスト
編集- 千田杉子:有馬稲子
- 武田(歯科医):渡辺文雄
- 武田昭子:小山明子
- 沼田運吉:大木実
- 沼田の母:浦辺粂子
- 門馬元一:田浦正巳
- 門馬ミヱ:中川弘子
- 赤部晴介:清川新吾
- 晴介の母:野辺かほる
- 神崎コヅヱ:野添ひとみ
- コヅヱの母:東山千栄子
- 山田和子:森道子
- 富田:中山大介
- 階堂優子:杉田弘子
- 階堂舜二郎:菅佐原英一
- 階堂月子:市川恵美
- 階堂の母:吉川満子
- 塩屋一作(鼓の師匠):佐竹明夫
- 熊井女史:文野朋子
- 校長:明石潮
スタッフ
編集テレビドラマ
編集『風の中を行く』(かぜのなかをゆく)のタイトルで、1969年2月10日から同年5月5日まで、日本テレビ系列にて放映。
→詳細は「風の中を行く」を参照