けいききゅう座
けいききゅう座(けいききゅうざ、軽気球座、Globus Aerostaticus)[1]は、フランスの天文学者のジェローム・ラランドがみずがめ座とやぎ座の南側に設けた星座の1つである。現在は使われていない[2]。
ラカイユが南天に化学実験用具などをモチーフにした星座を設けたことに刺激を受けたラランドは、1798年にドイツの天文学者ヨハン・ボーデと、モンゴルフィエ兄弟の熱気球と、グーテンベルクの活版印刷をモチーフとした2つの星座を作ることで合意した。この2つの星座は、1801年に刊行されたボーデの「ウラノグラフィア」の中で、 Globus Aerostaticus と Officina Typographica (印刷室座) として初めて登場した[2]。いずれの星座も、現在の88星座には採用されていない。
脚注
編集- ^ 原恵『星座の神話 - 星座史と星名の意味』(新装改訂)恒星社厚生閣、1996年6月30日、274頁。ISBN 4-7699-0825-3。
- ^ a b Ian Ridpath. “Star Tales - Globus Aerostaticus”. 2014年5月9日閲覧。