ぐしけん (製パン)
株式会社ぐしけん[1]は、沖縄県うるま市に本社を置く日本の製パン業者である。 1951年(昭和26年)に創業した老舗企業であり[3]、沖縄県中頭郡西原町のオキコと並ぶ沖縄県の2大パンメーカーの一つとされる[4][5]。愛称は「ぐしけんパン」[6]。
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒904-2234[1] 沖縄県うるま市字州崎12-90[1] 北緯26度20分09.651秒 東経127度51分09.820秒 / 北緯26.33601417度 東経127.85272778度座標: 北緯26度20分09.651秒 東経127度51分09.820秒 / 北緯26.33601417度 東経127.85272778度 |
設立 | 1951年3月20日 |
業種 | 食料品 |
法人番号 | 7360001007844 |
事業内容 | 製パン |
代表者 |
代表取締役会長 具志堅健秀 代表取締役社長 具志堅正秀[1] |
資本金 | 3,585万円[1] |
売上高 | 50億9400万円(2009年6月期)[2] |
従業員数 | 574人(2019年)[1] |
支店舗数 | ベーカリー4店舗、テナント8店舗[1] |
外部リンク |
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沿革
編集創業者の具志堅秀一が1951年に、沖縄県宜野湾市で具志堅製菓として創業したのが始まりである[7]。具志堅秀一は戦後にアメリカ軍の食堂で働いた経験を持ち、そこで身につけたパン製造の技術をいかして、製菓所を創業した[8]。戦後まもなく、栄養の高いものがない時代に、「栄養のあるものを作ってみんな元気になって欲しい」という想いがあったそうである[7]。
当初は西原や屋宜原の工場で作った物を宜野湾市から出荷するという形をとっていたが[7]、2005年には工場を統廃合し、高度衛生管理が行える最新の本社工場をうるま市に建設したことで、旧工場に比べて生産性は1.5倍に向上し、品質も向上した[2]。
2020年代においては、ぐしけんオリジナルのものと、スーパーマーケットのプライベートブランドのようなものを含め、150から160品目のパンを製造している[7]。中でも「なかよしパン」は、売れ筋の上位を占める定番商品である[7]。沖縄県内のスーパーマーケットやコンビニエンスストアなどに製造したパンを卸売りしている他、石窯で焼き上げた手作りパンを提供するベーカリーカフェ「マルコポーロ」も経営しており、沖縄県民によく親しまれている[4]。
脚注
編集- ^ a b c d e f g “会社概要”. ぐしけん (2022年). 2022年5月28日閲覧。
- ^ a b 「ちょっと訪問 ぐしけん-独自技術で「郷土パン」」『日刊工業新聞』日刊工業新聞社、2010年3月18日、15面。
- ^ “沖縄の老舗パンメーカーが工場ならではの食の悩みを福利厚生で解決!”. veginessworker (2021年1月20日). 2022年5月28日閲覧。
- ^ a b “地域密着 愛されご当地パン”. at home VOX. アットホーム (2017年9月5日). 2022年5月28日閲覧。
- ^ “沖縄のビッグサイズな菓子パン11種類を食べ比べてみた!”. 沖縄ラボ. オンライントラベル (2020年3月10日). 2022年5月28日閲覧。
- ^ 「第26回2018おきなわマラソン 大会まで1週間 号砲目前 準備OK?」『琉球新報』琉球新報社、2018年2月11日、朝刊、16面。
- ^ a b c d e やんばるたろう (2020年12月2日). “なかよしパンのカエルにはなぜヘソがあるのか - ぐしけんパンの謎にせまる”. 沖縄B級ポータル - DEEokinawa. DEEokinawa LLP. 2022年5月28日閲覧。
- ^ 石川亮太「沖縄の定番「なかよしパン」 あのカエルに名前があるって知ってた?」『沖縄タイムス』沖縄タイムス社、2022年5月15日。2022年5月28日閲覧。