くるまやラーメン
株式会社くるまやラーメンは、東京都足立区綾瀬に本社を置く日本の企業、および同社が運営・フランチャイズ展開を行うラーメンのチェーン店組織である。
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本社が入居しているとうしんビル | |
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
![]() 〒120-0005 東京都足立区綾瀬3丁目16番4号 とうしんビル7階 |
設立 | 1968年 |
業種 | 小売業 |
法人番号 | 7011801007985 |
事業内容 | 飲食店の経営 など |
代表者 | 代表取締役 大西宏禧 |
資本金 | 1000万円 |
売上高 |
32億200万円 (2023/10月期) |
純利益 |
▲6376万円 (2023年10月期)[1] |
総資産 |
16億1623万3000円 (2023年10月期)[1] |
従業員数 | 正社員91名、パートタイマー498名(2022年2月現在) |
決算期 | 10月31日 |
外部リンク | https://www.kurumayaramen.co.jp/ |
沿革
編集1968年(昭和43年)に、創業者の草野光男が当時の国鉄綾瀬駅前にて「うどん・そば店」を開業。その後、1970年(昭和45年)に観光バスを改造したラーメン店を国道4号沿いの駐車場内で営業を始めたのが名称の由来となった。その後、本店と本社(旧社名:栄商事)を東京都道318号環状七号線(環七通り)沿いの東京都足立区青井に移転。
1991年(平成3年)、綾瀬駅前のビル内に本社機能を移転。この頃から北海道、名古屋地区を中心に積極的に直営店舗を出店。同時に、「両国」の店舗名のちゃんこ料理の大型店も出店を加速した。
1997年(平成9年)5月、栄商事は東京地方裁判所に会社更生法を申請[2][3]。同時に、不採算の直営店舗を200店舗前後閉店し、直営約70店舗、フランチャイズ店舗約200店舗の体制とし、更生会社くるまやラーメンとして営業を継続した。その後は業績を回復させ、2002年に更生計画を満了している。
特徴
編集ラーメンメニューは、太麺でニンニク入りの「味噌ラーメン」「塩ラーメン」「醤油ラーメン」、細麺でニンニク無しの「中華ラーメン」という二種類が基本である。その他、「カレー味」もオリジナルメニューとして存在する。太麺と細麺の2種類の麺は多加水麺でソフトなコシがあり、店によっては、例えば細麺の味噌ラーメンなど、メニュー表記以外の希望も受け付けている。トッピングには、チャーシュー、辛ねぎ、コーン、ワカメ、卵、メンマ、キムチなどがある。
直営店舗は、全食材が本部供給の統一品となっている。フランチャイズ店舗は、麺と味噌ラーメンの味噌、くるまや特製油(落花生油)が利用必須の食材で、その他は各店舗の裁量に任されている。フランチャイズ店ではスープの取り方も各店舗ごとに違う場合が多い。このため、本部直営店舗は味が統一されていて、フランチャイズ店舗はそれぞれに違った旨味のラーメンを各地で提供している。
公式ウェブサイトでラーメンのランキング発表を行っており、常に「味噌ラーメン」が1位である。辛ネギを味噌ラーメンに乗せたネギ味噌ラーメンも、提供開始以来高い人気を維持している。
店舗展開
編集2023年現在、北は青森県から西は石川県、富山県、長野県、愛知県のラインまで、福島県を除く19都県に145店舗を展開する[4]。
脚注
編集- ^ a b 株式会社くるまやラーメン 第50期決算公告
- ^ “生死の淵で守るべきもの。捨てるべきもの|全国600店舗のラーメンチェーン店が倒産した理由とは|COLUMN - ビジネスシンカー -|株式会社エル・ローズ”. 2020年10月18日閲覧。
- ^ “第83回 草野 直樹 氏 | インタビュー・対談シリーズ「私の哲学」”. 2020年10月18日閲覧。
- ^ “店舗案内”. くるまやラーメン. 2021年9月8日閲覧。
関連項目
編集- ラーメン
- 秀穂' - 光男の弟、秀雄がくるまやから分裂する形で創業。「ラーメンとん太」などを展開。
- 神奈中システムプラン - 以前にフランチャイズとして「くるまやラーメン」を運営していた(2000年にフランチャイズ解消)。
外部リンク
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