おれんじホープ
おれんじホープ(ORANGE HOPE)は、四国開発フェリー(四国オレンジフェリー)が運航するフェリー。
おれんじホープ | |
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新居浜港に接岸中の「おれんじホープ」 | |
基本情報 | |
船種 | フェリー |
船籍 | 日本 |
所有者 |
四国開発フェリー 鉄道建設・運輸施設整備支援機構 |
運用者 | 四国開発フェリー |
建造所 | 今治造船今治工場 |
航行区域 | 沿海[1] |
船級 | JG[1] |
信号符字 | JD2027 |
IMO番号 | 9089085 |
MMSI番号 | 431501801 |
経歴 | |
起工 | 2004年6月9日[1] |
進水 | 2004年10月19日[1] |
竣工 | 2005年1月15日[1] |
就航 | 2005年1月 |
現況 | 就航中 |
要目 | |
総トン数 | 15,732トン[1] |
載貨重量 | 5,144トン[1] |
全長 | 179.92 m[1] |
垂線間長 | 168.00 m[1] |
全幅 | 27.50 m[1] |
深さ | 18.15 m[1] |
喫水 | 6.515 m[1] |
満載喫水 | 6.50 m[1] |
機関方式 | ディーゼル |
ボイラー | MIURA VHW-2500ME 1基[1] |
主機関 | DU-SEMT 14PC4-2B 1基[1] |
推進器 | 可変ピッチプロペラ 1軸 |
最大出力 | 18,550 kW[1] |
定格出力 | 15,770 kW[1] |
最大速力 | 25.759ノット[1] |
航海速力 | 22.2ノット[1] |
航続距離 | 4,800海里[1] |
旅客定員 | 218名[1] |
乗組員 | 20名[1] |
車両搭載数 | 12mトレーラー154台[1] |
概要
編集今治造船今治工場で建造され、2005年1月に就航した。鉄道建設・運輸施設整備支援機構の共有建造制度を利用して建造された鉄道・運輸機構との共有船である[2]。
シップ・オブ・ザ・イヤー2005を受賞している[2]。
航路
編集- 新居浜東港(愛媛県) - 神戸港(兵庫県、六甲アイランドフェリーターミナル)
- 運航日:上り便は土・日・祝と祝前日が休航、下り便は日・月・祝と祝日の翌日が休航
- 所要時間:上り7時間、下り6時間40分
- 就航から2008年1月までは上り便のみ詫間港に寄港していた。
設計
編集四国開発フェリーの基本理念である「Safety」「Speedy」「Service」の「3S」をコンセプトに[2]、モーダルシフト推進のため、有人トラック輸送に重点をおいて建造された[2]。そのため、大阪南港~東予航路「おれんじ7」「おれんじ8」より旅客定員は大幅に減少している。
車両甲板は三層でシーソー式スロープウェイによって連絡されており、船首右舷と船尾にランプウェイを装備し[1]、合理的な配置により積載台数を従来と比べ48%増加させ荷役効率の向上を図った[2]。
旅客フェリーとしては珍しい1基1軸船であるが、軸発電機による航行を可能にすることで、主機関のトラブルに対して冗長性を確保している[2]。
船内
編集船室
編集客室は完全個室化を施し、快適な休息空間を確保する形となっている[2]。
- 特別室(2名×2室) - ツインベッド、バス・トイレ、テレビ付
- 2等寝台(10名×10区画、6名×1区画) - 個室構造(カギなし)、バリアフリー対応室あり
- 2等室(1室) - 大部屋、通常は販売されない
設備
編集- レストラン(2020年以降は自販機営業のみ)
- 自動販売機
- テレビコーナー(椅子席)
- 大浴場