えびの市民歌
「えびの市民歌」(えびのしみんか)は、日本の宮崎県えびの市が制定した市民歌である。作詞・浅川忠五郎、補作・黒木淳吉、作曲・吉田正。
えびの市民歌 | |
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作詞 |
浅川忠五郎 黒木淳吉(補作) |
作曲 | 吉田正 |
採用時期 | 1980年2月1日[1] |
言語 | 日本語 |
本記事では、市民歌と同時に制定された市民音頭「えびの音頭」についても解説する。
解説
編集「えびの音頭 / えびの市民歌」 | |
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(A面) 橋幸夫、金沢明子 / (B面) 東京混声合唱団 の シングル | |
A面 | えびの音頭 |
B面 | えびの市民歌 |
リリース | |
規格 | シングル盤 |
ジャンル | 音頭、市民歌 |
レーベル | ビクター音楽産業(PRA10564) |
作詞・作曲 |
作詞:黒木淳吉(#A), 浅川忠五郎(#B) 補作:黒木淳吉(#B) 作曲:小西悠史(#A), 吉田正(#B) 編曲:小西悠史(#A), 寺岡真三(#B) |
1966年(昭和41年)に西諸県郡飯野町および加久藤町、真幸町の3町が新設合併して発足したえびの市の市制10周年を記念して市民歌と音頭の2曲が制定されたが、制定作業の長期化により曲が完成したのは実際の10周年に当たる1976年(昭和51年)から4年余り経過した1980年(昭和55年)になってからであった。歌詞は懸賞募集の入選作で[2]、西都市出身の小説家である黒木の補作を経たものが採用されているがえびの市役所では作成経緯に関して「詳細は不明である」とする[3]。
制定時にビクター音楽産業がA面に橋幸夫と金沢明子が歌う「えびの音頭」、B面に東京混声合唱団が歌うシングル盤(規格品番:PRA10564)を製造しており、市役所ではこのレコードの音源を基に作成したCDを有償により頒布している[4]。市役所では市民歌の演奏機会について「お昼(正午)を知らせる無線放送(メロディのみ)で利用している。また、市内各地区の行事等で歌われる」とする[3]。
えびの音頭
編集えびの市の市民音頭「えびの音頭」は1980年(昭和55年)に「えびの市民歌」と合わせて制定された。作詞・黒木淳吉、作曲および編曲・小西悠史。
歌詞は全10番で「えびの高原で見られるススキや月などの豊かな自然や、地元の温泉など地域の魅力を踊りや歌詞で表現」したものとされ、市内の小学校で開催される運動会において演奏の機会が設けられている[5]。
参考文献
編集- 中山裕一郎 監修『全国 都道府県の歌・市の歌』(東京堂出版、2012年) ISBN 978-4-490-20803-0
出典
編集- ^ “五十年のあゆみ 昭和”. えびの市役所 (2020年12月). 2025年1月20日閲覧。
- ^ 全国市長会『市政』1979年12月号, p132「都市情報 54年10月~11月」。
- ^ a b 中山(2012), p411
- ^ “広報えびの縮刷版等”. えびの市役所. 2025年1月20日閲覧。
- ^ “「えびの音頭」小学生が学ぶ 来月の運動会で披露”. NHK NEWS WEB (NHK宮崎放送局). (2024年9月19日) 2025年1月20日閲覧。