うへ山の棚田
兵庫県美方郡香美町小代区貫田にある棚田
概要
編集「うへ山の棚田」は、全国の黒毛和牛のほぼすべてを子孫とする名牛田尻号が生まれ育った、香美町小代区貫田に位置する棚田である。
39枚、3.1haと規模はさほど大きくないものの、斜面に畦が独特なカーブを幾重にも描き、前面に眺望が開けていること、休耕田がほとんどなくよく管理されていることなどが評価され、「日本の棚田百選」のひとつに選定されている。[1]
地域での管理[2]のほか、農作業体験や米の直接販売、交流イベント等を通じて都市部等の人々に棚田の意義を伝える活動がおこなわれている。
地すべり地をうまく活用した棚田であるため、山陰海岸ジオパークにおけるジオサイトのひとつとなっている。また、「日本で最も美しい村」連合に加盟している香美町小代区を象徴する景観のひとつである。[1]
なお、「うへ山」という地名は、貫田地区の上にある山間部であることに由来する。
交通アクセス
編集脚注
編集- ^ a b うへ山の棚田(香美町小代観光協会ウェブサイト)
- ^ 2012年には、耕作者の高齢化により休耕田となる予定だった水田を貫田地区の若者有志が「俺達の武勇田」として耕作した。「棚田休耕、切り抜けた 若手グループが米づくり」(日本海新聞2012年10月30日)