うお座II(Pisces II)は、うお座の方角に18万パーセク離れた位置にある矮小楕円体銀河である。2010年にスローン・デジタル・スカイサーベイのデータから発見された[1]。光度が半分になる半径は約60パーセクで、軸比は約5:3である[1]

うお座II
星座 うお座
見かけの等級 (mv) 16.3[1]
視直径 2.2±0.2′[1]
分類 dSph
位置
元期:J2000.0
赤経 (RA, α)  22h 58m 31s[1]
赤緯 (Dec, δ) 05° 57′ 09″[1]
距離 585×103光年[1]
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うお座IIは、銀河系伴銀河で最も小さく暗いものの1つであり、光度は太陽光度の約1万倍(絶対等級は約-5)で、平均的な球状星団の光度に匹敵する。うお座IIの恒星には、100億歳から120億歳の中程度に古いものが多い。これらの恒星の金属量は、−2.3 < [Fe/H] < −1.7と低く、重元素の量が少なくとも太陽の80分の1以下であることを示している[1]

出典

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  1. ^ a b c d e f g h Belokurov, V.; Walker, M. G.; Evans, N. W.; Gilmore, G.; Irwin, M. J.; Just, D.; Koposov, S.; Mateo, M. et al. (2010). “BIG FISH, LITTLE FISH: TWO NEW ULTRA-FAINT SATELLITES OF THE MILKY WAY”. The Astrophysical Journal 712 (1): L103–L106. doi:10.1088/2041-8205/712/1/L103. ISSN 2041-8205.