いぶき2号

日本の温室効果ガス観測技術衛星

いぶき2号(いぶき2ごう、GOSAT-2 : ゴーサット-2Greenhouse gases Observing SATellite-2)は、環境省国立環境研究所(NIES)、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が共同で開発した温室効果ガス観測技術衛星地球温暖化の原因とされている二酸化炭素メタンガスなどの温室効果ガスの濃度分布を宇宙から観測するため、2018年10月29日に鹿児島県種子島宇宙センターから打ち上げられた[1]

温室効果ガス観測技術衛星2号
「いぶき2号(GOSAT-2)」
所属 宇宙航空研究開発機構(JAXA), 国立環境研究所(NIES)
主製造業者 三菱電機株式会社
公式ページ いぶき2号(GOSAT-2)JAXA 第一宇宙技術部門
国際標識番号 2018-084B
カタログ番号 43672
状態 運用中
目的 温室効果ガス観測
観測対象 地球
設計寿命 5年
打上げ機 H-IIAロケット 40号機
打上げ日時 2018年10月29日13時08分 (JST)
物理的特長
本体寸法 5.8 m x 2.0 m x 2.1 m
最大寸法 16.5m(太陽電池パドル翼端間)
質量 1800 kg
発生電力 5,000 W
軌道要素
周回対象 地球
軌道 太陽同期準回帰軌道
高度 (h) 613km
軌道傾斜角 (i) 97.8度
回帰日数 6日
降交点通過
地方時
13時00分±15分
観測機器
TANSO-FTS-2 温室効果ガス観測センサ2型
TANSO-CAI-2 雲・エアロソルセンサ2型
テンプレートを表示

2009年に打ち上げられた[2]いぶきの後継機だが、2020年7月現在、いぶきもいぶき2号もともに運用中である。

概要

編集

いぶき2号は、いぶきよりも高性能な観測センサーを搭載したり[3]一酸化炭素を新たに観測対象に加えたり[3]などと改良が行われている。

脚注

編集

注釈

編集

出典

編集
  1. ^ いぶき2号打ち上げ 温室ガス、全地球観測へ」『産経フォト』2018年10月29日。2023年11月30日閲覧。
  2. ^ JAXA、温室効果ガス観測衛星「いぶき2号」公開 センサー精度10倍」『日刊工業新聞』2018年8月13日。2023年11月30日閲覧。
  3. ^ a b いぶき2号(GOSAT-2)”. サテナビ. JAXA. 2023年11月30日閲覧。

関連項目

編集