あいつの声
パク・チンピョによる2007年の映画
『あいつの声』(あいつのこえ、原題:그놈 목소리、英題:Voice of a Murderer)は2007年公開の韓国映画。パク・チョンピョ監督作品。韓国での観客動員は314万人。
あいつの声 | |
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그놈 목소리 | |
監督 | パク・チョンピョ |
脚本 | パク・チョンピョ |
出演者 |
ソル・ギョング キム・ナムジュ カン・ドンウォン |
音楽 | イ・ピョンウ |
撮影 | キム・ウヒョン |
製作会社 | Zip Cinema |
配給 | CJエンタテインメント |
公開 |
2007年2月1日 2011年9月3日 |
上映時間 | 122分 |
製作国 | 韓国 |
言語 | 韓国語 |
あいつの声 | |
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各種表記 | |
ハングル: | 그놈 목소리 |
発音: | クノム モクソリ |
英題: | Voice of a Murderer |
概要
編集1991年にソウルで起こった誘拐事件をもとに作られた。犯人の台詞は実際の脅迫電話での会話を再現しており、犯人の顔はモンタージュ画のみで現され、犯人役カン・ドンウォンの顔がはっきり映るシーンはない。
韓国で封切りを迎えた当時は実際の事件の時効前であり、犯人逮捕の手がかりが収められている。
ストーリー
編集ハン・ギョンペの9歳の息子、サンウが誘拐された。犯人は電話で1億の身代金を要求し、警察に通報すれば子供の命は無いと脅す。ジソンは夫に内緒で警察に通報し、犯人はそれに気づく。犯人が仕組んだ巧妙な取引が行われた。両親が遠くから見ている中で、トランクに刑事が隠れた車に乗り、犯人は身代金を持ち去るが、刑事が手がかりをつかむ事はなかった。犯人からの脅迫電話の声は、理知的で冷酷だった。更に犯人は、ジソンに身代金を運ぶよう指示する。ジソンは犯人が所々に用意した指示書に従い、取引を試みるが失敗に終わる。犯人との電話で聞かされた、生死の判らないサンウの声は、録音された音声である事が警察の分析で明らかになる。ギョンペは、自ら犯人に取引をもちかけるが、人ごみの中で金だけが持ち去られる。脅迫電話の回数は60回にのぼり、事件発生から44日後、サンウの遺体が発見されるが、犯人逮捕には到らなかった。仕事に復帰したギョンペは、カメラに向かってサンウの誘拐事件の原稿を読み、涙した。
最後に実際のモンタージュが映し出され、脅迫電話の音声が流れる。