「にほんのうた」シリーズ
『「にほんのうた」シリーズ』は、1965年から1969年にかけて、永六輔作詞、いずみたく作曲、デューク・エイセスが歌うというスタイルで発表された、風情を織り込んだオリジナルのご当地ソングの総称である。
概要
編集日本全国各地のご当地ソングを作るというコンセプトのもと、作詞・作曲の二人が実際に各都道府県を旅して制作された。
ヒットソングも多く生まれ、第17回NHK紅白歌合戦で「君の故郷は」、第19回で「いい湯だな」、第20回で「筑波山麓合唱団」が披露され、第22回で『「にっぽんのうた」から』として、「いい湯だな」、「女ひとり」、「筑波山麓合唱団」がメドレーで披露された。
収録盤
編集受賞歴
編集- 第8回日本レコード大賞 企画賞(1966年)
- 第11回日本レコード大賞 特別賞(1969年)
曲名
編集曲名 | 都道府県 |
---|---|
ホッファイホー | 北海道 |
ベリョースカ(白樺) | |
ボーイズ・ビイ・アンビシャス | |
十和田の底に | 青森県 |
俺とおふくろの唄 | 岩手県 |
紺がすり | 秋田県 |
こけしの唄 | 宮城県 |
歌おう滑ろう | 山形県 |
我等の庄助さん | 福島県 |
筑波山麓合唱団 | 茨城県 |
もみじ追分 | 栃木県 |
いい湯だな | 群馬県 |
終電車のブルース | 埼玉県 |
帰ろう港へ | 千葉県 |
君の故郷は | 東京都 |
明日の故郷 | |
港のためいき | 神奈川県 |
茶 茶 茶 | 静岡県 |
ロッコン・ロール | 山梨県 |
みすずかる | 長野県 |
東京のせがれ | 新潟県 |
ひとり旅 | 石川県 |
黒部四代 | 富山県 |
THE ZEN〈座禅〉 | 福井県 |
マンボ鵜 | 岐阜県 |
僕達の道を | 愛知県 |
涙は真珠 | 三重県 |
哀しい波紋 | 滋賀県 |
女ひとり | 京都府 |
奈良の鐘 | 奈良県 |
銀杏並木 | 大阪府 |
チャウチャウ | |
岬にきました | 和歌山県 |
別れた人と | 兵庫県 |
手づくりの故郷 | 岡山県 |
伝説の町 | 広島県 |
風が消して行く | 鳥取県 |
隠岐の鈴 | 島根県 |
この橋を渡ったら | 山口県 |
クンビーラ大権現 | 香川県 |
踊り疲れて | 徳島県 |
困るぞなモシ | 愛媛県 |
うるめいわしの歌 | 高知県 |
ぼた山 | 福岡県 |
初恋の人は | 佐賀県 |
オランダ坂をのぼろう | 長崎県 |
肥後熊本さ | 熊本県 |
潮風の中で | 大分県 |
フェニックス・ハネムーン | 宮崎県 |
燃えろ若者 | 鹿児島県 |
ここはどこだ | 沖縄県 |
酒はあわもり |
その他
編集1976年から1977年にかけて、同じく永六輔作詞、いずみたく作曲、デューク・エイセスが歌った『日本の歌』というLPレコードが全3集に渡り発表された。こちらは日本の歴史をテーマにしている。