「きらら」文学賞
「きらら」文学賞(きららぶんがくしょう)は、小学館が主催していた公募の新人文学賞。小学館の月刊文芸誌『きらら』誌上で募集された。対象は未発表の長編小説。ジャンルは不問。枚数は400字詰め原稿用紙換算で300枚以上800枚まで。選考は「きらら」編集部が行う。締切は設定されておらず、原稿を随時受け付けていた。
受賞作一覧
編集回(年) | 賞 | 受賞・入選作 | 著者 | 初刊 | 文庫化 |
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第1回(2006年) | 受賞 | 「ア・ハッピーファミリー」 | 黒野伸一 | 2006年5月 | 2008年10月[注 1] |
第2回(2008年) | 受賞 | 「ヒデブー」 | 斧田のびる | 2008年2月 | |
第3回(2009年) | 受賞 | 「コンディション・ブルー」[注 2] | 瀧上耕[注 3] | 2012年8月 | 2016年5月 |
優秀作 | 「ひなた屋ドーナツ」 | 井上佳穂 | |||
第4回(2009年) | 受賞 | 該当作なし | |||
第5回(2010年) | 受賞 | 該当作なし | |||
第6回(2011年) | 受賞 | 該当作なし | |||
第7回(2013年) | 受賞 | 該当作なし | |||
優秀作 | 「月が飛ぶ」 | 来栖颯太郎 |
「きらら」携帯メール小説大賞
編集小学館の月刊文芸誌『きらら』で、創刊から5年にわたって続けられた賞。2009年4月20日締め切りの第60回をもって募集終了となった。第59回(2009年3月20日締切)までに寄せられた作品は計21769編。[1]
ジャンルは問わず、字数500から1000の掌編小説を募集していた。毎月締め切りがあり、応募は1か月につき1人1作品までとされた。選考委員は、佐藤正午、盛田隆二、および「きらら」編集部が務めた。
発表は翌月の『きらら』および『WEBきらら』で行われた。月間賞として、毎月の当選作には賞金3万円、佳作10編に1000円分の図書カードが贈られた。また、大賞として1年間の月間賞の中からグランプリが選出され、賞金10万円と記念品が贈られた。
グランプリ受賞者には、のちにメディアファクトリー主催のダ・ヴィンチ文学賞を受賞する瀧羽麻子らがいた。
初期の作品は、以下の書籍に一部がまとめられている。
- 佐藤正午、盛田隆二、「きらら」編集部 選 『携帯メール小説』(2006年8月、小学館、ISBN 978-4093861717)
脚注
編集注釈
編集出典
編集関連項目
編集外部リンク
編集- WEBきらら 「きらら」文学賞 - 公式サイト