THE SCRAP 懐かしの一九八〇年代

THE SCRAP 懐かしの一九八〇年代』(ザ スクラップ なつかしのせんきゅうひゃくはちじゅうねんだい)は、村上春樹エッセイ集。タイトルの正式表記は「‘THE SCRAP’ 懐かしの一九八〇年代」(ただし「T」の前のシングルクウォートは上下反転している)。

THE SCRAP
懐かしの一九八〇年代
著者 村上春樹
イラスト 和田誠
発行日 1987年2月1日
発行元 文藝春秋
ジャンル エッセイ
日本の旗 日本
言語 日本語
形態 並製本
ページ数 224
コード ISBN 4-16-341280-8
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概要 編集

1987年2月、文藝春秋より刊行された。装丁は和田誠。『Sports Graphic Number』連載のコラム「スクラップ」(1982年4月20日発行第49号 - 1986年2月25日発行141号)と、同誌に単独で掲載された「だいじょうぶです。面白いから――東京ディズニーランド」(1983年4月20日発行第73号)と「オリンピックにあまり関係ないオリンピック日記」(1984年9月25日発行臨時増刊号)をまとめたエッセイ集である。

内容 編集

  • ピープル』に載ったカレン・カーペンターの死亡記事を読んでいると、心が痛む。
  • ソフィーの選択』はおそらくアラン・J・パクラのベスト・フィルムではないかと思う。
  • 夏の朝食はわかめサラダに限る。
  • 8年前、僕に「犬のおまわりさん」を唄わせたのは「生活向上委員会」というジャズ・グループにいた原田というピアニストである[1]

脚注 編集

  1. ^ 本書 207頁。「原田」はピアニストの原田依幸と思われる。