8番目の罪」(はちばんめのつみ)は1997年11月21日にリリースされたIcemanの5thシングル。発売元はエピックレコードジャパン

8番目の罪
Icemanシングル
初出アルバム『Digiryzm Mutation
B面 GALAXY GANG
リリース
レーベル エピックレコードジャパン
作詞・作曲 Iceman浅倉大介
プロデュース 浅倉大介
チャート最高順位
Iceman シングル 年表
FINAL PRAYER
1997年
8番目の罪
(1997年)
LOST COMPLEX
1998年
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概要 編集

これまでIcemanのシングル曲は井上秋緒が作詞を手掛けていたが、本作では初めてメンバー自身がIceman名義で作詞を手掛けている(ただし、JASRACには作詞:麻倉真琴黒田倫弘として登録されている)。

累計売上は2.6万枚を記録[1]

タイトル曲、カップリング曲ともに、2ndアルバム『Digiryzm Mutation』にCOMPRESSED MIXとしてアルバムバージョンで収録されている。

録音 編集

カップリング含めて、メンバー3人以外レコーディング作業に関わっていない。以前はゲストミュージシャン・作詞のアシストに関わってもらっていたが、本作では全ての作業を3人で行った[2]

スタジオは当時三宿に新しく建てられた浅倉のプライベートスタジオで行われた[2]

音作りの際に、シンセサイザーのオーバーレベルのランプが付いても無視して、実際に機械が溶けても、それすら「溶けてる!溶けてる~!」と楽しんでいた。これには、ライブツアー「Iceman Tour 1997 POWER SCALE」でお互いの常軌を逸したパフォーマンスを見てしまったので、「普通にやってちゃ物足りない」とライブに挑む時のノリをレコーディングに持ち込む狙いがあった。そうして出来た「わざと澄んだクリーンな音色を歪ませた音色」をメインに押し出し、且つ心地よく聞こえる様にした[2]

その結果「出ている音が全て格好良かった」「こういうのをリードシングルにする人はいない」と出来に喜んだ[2]

収録曲 編集

  1. 8番目の罪
    • 作詞:Iceman 作曲/編曲:浅倉大介
    • 「『旧約聖書』には『七つの大罪』が記されている。もし、8つ目の罪が『罪を犯してでも、覚悟を決めて“恋愛”する』という7つ以上にすごい罪だったら?」をテーマにしている[2]
    • 作詞は「Iceman」名義だが、メインの構成は黒田が担当している。3人で「ここはもっと過激にしよう」「これはいらない」と添削していった[2]
  2. GALAXY GANG
    • 作詞:伊藤賢一 作曲/編曲:浅倉大介
    • サウンドは「ドラムンベースを取り込みつつ、16ビートを追求していく」ことをコンセプトとした[2]
    • 伊藤は楽曲から「戦闘もの」を発想し、「『GALAXY GANG』というモナ・リザのマークをつけた軍隊が銀河を荒らしまくる」というストーリー性を追求した[2]
    • 一部で浅倉がメインボーカル・伊藤がコーラスを担当したパートがある[2]
  3. 8番目の罪(Instrumental)

脚注 編集

  1. ^ a b オリコンランキング情報サービス you大樹
  2. ^ a b c d e f g h i ソニー・マガジンズ刊「PATi PATi」1997年12月号「Iceman 攻撃的な、恋。」p.176より。