1965年の日本
他の紀年法 編集
以下の紀年法は西暦と月日が一致している。
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在職者 編集
できごと 編集
通年 編集
1月 編集
2月 編集
- 2月1日
- 原水協から社会党・総評系が分裂し、原水爆禁止日本国民会議(原水禁)を結成[2]。
- 大塚製薬が「オロナミンCドリンク」を発売。
- 2月8日 - 日本が国際博覧会条約に加盟する[3]。
- 2月14日 - 全日本空輸の貨物便のダグラス DC-3型機が、大阪国際空港を離陸後に静岡県上空で巡航中に失踪した。後に墜落していたことが判明したが、機体が発見されたのは22ヵ月後であり、そのうえ捜索範囲から大きく離れた地点であった。詳細は「全日空貨物機失踪事故」を参照
- 2月18日 - 前年7月の昭和39年7月山陰北陸豪雨により被災し休止中だった一畑電気鉄道立久恵線が廃止。
- 2月20日 - 熊本市電川尻線がこの日限りで廃止。
- 2月22日 - 北炭夕張炭鉱でガス爆発が起こり、61人が死亡[4](81年の北炭夕張新炭鉱ガス突出事故とは異なる)。
3月 編集
- 3月1日 - 小倉空港(後の北九州空港)が開港。
- 3月6日 - 山陽特殊製鋼が倒産[4]。
- 3月10日 - 富士山レーダー観測開始[5]。
- 3月14日 - 作家・戸川幸夫が沖縄・西表島で頭骨と毛皮を発見したヤマネコが新種と鑑定された。「イリオモテヤマネコ」と命名。
- 3月15日 - 東京都議会議長選挙をめぐる贈収賄容疑で都議会議員が逮捕される。以降4月16日に現職の議長を含む17名の都議会議員が、別に発覚した許認可に係る贈収賄容疑も合わせて逮捕、起訴される。
- 3月19日 - にんべんが「つゆの素」を発売。
- 3月20日 - トヨタ自動車が「スポーツ800」を発売。
- 3月21日 - 資生堂が「サンオイル」を発売。
- 3月24日
- 3月29日 - 麒麟麦酒が「プルトップ缶ビール」を発売、飲料業界に普及。
4月 編集
- 4月 - 大手新聞社各社が日曜日の夕刊発行を休止。
- 4月1日
- 4月5日 - NHK総合テレビ、『スタジオ102』放送開始(1980年3月終了)。
- 4月24日
- アメリカの北爆に反対し小田実らが「ベトナムに平和を!市民・文化団体連合」(ベ平連)を結成[10]。
- 全国社会福祉協議会、子供の遊び場点検運動を実施、安全な遊び場の充実を要望。
- 名鉄一宮線がこの日限りで廃止。
5月 編集
- 5月1日 - フジテレビ、『小川宏ショー』放送開始(1982年3月終了)。
- 5月3日 - 文化放送、ニッポン放送等の民放ラジオ局で構成される全国ラジオネットワーク(NRN)発足。
- 5月9日 - 日本アイスクリーム協会、前年に東京で行なわれたイベントにちなみ、この日を「アイスクリームの日」に指定。
- 5月10日
- 国鉄スワローズがフジサンケイグループに売却され、サンケイスワローズに改称される(1966年からサンケイアトムズとなる)。
- 日本勧業銀行の職域信用組合・互援会信用組合が、地域信用組合に転換し日本勧業信用組合に。
- 5月23日 - 室蘭港でノルウェー船籍のタンカー「ヘイムバード号」が、操船ミスで桟橋に衝突・炎上する事故が発生。6月18日に鎮火するまで28日間も燃え続け、船員10名が死亡する[11]。
6月 編集
- 6月1日 - 福岡県稲築町の山野炭鉱でガス爆発。237人が死亡、279人が重軽傷[12]。
- 6月3日
- 佐藤栄作首相が内閣改造を断行、第1次佐藤第1次改造内閣が発足[13]。
- 東京都議会黒い霧事件に起因する解散リコール運動への対応として、自民党主導により地方公共団体の議会の解散に関する特例法が急きょ制定、施行される[13]。
- 6月6日 - 日本サッカーリーグが開幕[13]。
- 6月7日 - 東武鉄道宇都宮線におもちゃのまち駅が開業。当時としては珍しいひらがな名称駅の誕生となった。
- 6月12日 - 東京教育大学教授の家永三郎が、教科書検定は違憲であるとして提訴[13]。詳細は「家永教科書裁判」を参照
- 6月14日 - 地方公共団体の議会解散に関する特例法に基づき、東京都議会が地方公共団体の議会で初めての自主解散[14]。
- 6月18日 - 有楽町駅前に東京交通会館が完成。
- 6月22日 - 日本国と大韓民国との間の基本関係に関する条約締結(通称・日韓基本条約)、財産及び請求権に関する問題の解決並びに経済協力に関する日本国と大韓民国との間の協定締結[14]。
7月 編集
- 7月1日 - 名神高速道路が全線(小牧-西宮間)開通[15]。
- 7月4日 - 第7回参議院議員通常選挙[15]。
- 7月5日 - 吉展ちゃん事件の容疑者の自供により、被害者の遺体が発見される[16]。
- 7月7日 - 鎌田商会が「アイスノン」を発売[17]。
- 7月15日
- 7月21日 - 昭和40年7月豪雨。死者・行方不明者69人。
- 7月22日 - 第49臨時国会召集(8月11日閉会)。
- 7月29日 - 少年ライフル魔事件発生、警察官1人死亡[18]。
8月 編集
- 8月3日 - 長野県松代町で体に感じない微小な地震動が観測される。この地震が松代群発地震の最初の地震とされており、これ以降、松代町では約5年間にわたり頻繁に地震が発生する[18]。
- 8月10日 - 共同石油設立。
- 8月13日 - ライオン油脂が「エメロンシャンプー」を発売。
- 8月19日 - 佐藤首相、太平洋戦争後総理大臣として初めて沖縄県訪問[19]。
- 8月20日 - 大分交通宇佐参宮線がこの日限りで廃止。
- 8月29日 - TBSで藤子不二雄原作のテレビアニメ『オバケのQ太郎』放送開始。
9月 編集
- 9月13日 - 1970年、日本万国博覧会が大阪で開催される事が決定[20]。
- 9月18日 - 池谷薫と関勉がほぼ同時に彗星を発見。池谷・関彗星と名前がつく。
- 9月24日 - 国鉄がみどりの窓口開設[21]。
10月 編集
- 10月1日
- 10月2日 - 朝永振一郎のノーベル物理学賞受賞が決定。
- 10月5日
- 10月6日
- 10月14日 - 巨人が2年ぶりセ・リーグ優勝。
- 10月24日 - F1メキシコGPでホンダが初優勝。
- 10月25日 - 大阪万博のテーマが「人類の進歩と調和」に決定[23]。
11月 編集
- 11月1日
- 11月2日
- 11月8日 - 日本テレビで深夜番組の『11PM』放送開始(同局では同日、子供番組『おはよう!こどもショー』放送開始)[24]。
- 11月9日~12月12日 - 古谷惣吉連続殺人事件(警察庁広域重要指定105号事件)が発生。西日本(近畿地方・九州地方)で独居老人8人が相次いで殺害された。加害者・古谷惣吉は指名手配された12月12日に兵庫県内で現行犯逮捕。
- 11月15日 - 水害により7月3日から不通となっていた鹿児島交通知覧線が廃止。
- 11月17日
- プロ野球第1回ドラフト会議が行われる[25]。
- プロ野球・南海ホークスの鶴岡一人監督の後任として11月13日に就任したばかりの新監督の蔭山和夫が急死。その後、騒動の末に鶴岡が監督に復帰することとなった。詳細は「南海蔭山新監督急死騒動」を参照
- 11月19日 - 戦後初の「赤字国債」発行が閣議で決定[25]。
- 11月30日 - 伊予鉄道森松線がこの日限りで廃止。
12月 編集
社会 編集
政治 編集
経済 編集
ビジネス 編集
教育 編集
女性史 編集
詳細は「1965年の女性史」を参照
交通 編集
詳細は「1965年の交通」を参照
道路 編集
詳細は「1965年の道路」を参照
- 11月29日 - 愛知県道60号名古屋長久手線を県道に認定。
- 12月16日 - 名阪国道開通。(暫定二車線)
鉄道 編集
詳細は「1965年の鉄道」を参照
航空 編集
詳細は「1965年の航空」を参照
文化と芸術 編集
流行 編集
流行語 編集
ファッション 編集
建築 編集
音楽 編集
詳細は「1965年の音楽」を参照
映画 編集
詳細は「1965年の日本公開映画」を参照
日本映画 編集
外国映画 編集
文学 編集
漫画 編集
テレビ 編集
詳細は「1965年のテレビ (日本)」を参照
コマーシャル 編集
ラジオ 編集
アニメ 編集
スポーツ 編集
総合競技大会 編集
各競技 編集
誕生 編集
「1965年#誕生」および「Category:1965年生」も参照
死去 編集
「1965年#死去」および「Category:1965年没」も参照
フィクションのできごと 編集
- 6月20日(父の日) - 暴力団「コワイ会」が解散する事になり、組員は一日だけ善行をしようとするが失敗続き、市民の勧めで警察に自首する。(漫画『おそ松くん』「ガタガタいわずによいことしやがれ」)
- 8月 - 日本の某所にある赤錆村でダム建設反対派のリーダー格の男が反対派住民全員を惨殺。自らもダムの放水により水没する村と運命を共にする。(アニメ『怪物王女』第13話「生贄王女」)
- 核兵器搭載機が北極海に墜落した事により、大怪獣ガメラが復活。ガメラは北海道や東京を襲撃した後、火星探査計画「Zプラン」の巨大ロケットに閉じ込められて火星へと追放される。(映画『大怪獣ガメラ』)
- 日本初の人工衛星「サクラ1号」の打ち上げが成功する。(映画『ロスト・メモリーズ』)[28]
- ブラジルから東京湾へ向かっていたコンピューター制御の無人貨物船クイーンズ号(後のすくらっぷ幽霊船 バラックシップ)が、マゼラン海峡で氷山に衝突して沈没する。(TV番組『ウルトラマン80』第32話)
- 竜ヶ森湖で宇宙恐竜ヤナカーギーが宇宙魔人チャリジャの手で復活。ウルトラマンティガと交戦するが、円谷英二の想いが実体化した初代ウルトラマンの援護で倒される。その後、テレビ番組『ウルトラマン』の脚本が完成、『ウルトラマン』第1話「ウルトラ作戦第一号」が撮影される。(TV番組『ウルトラマンティガ』第49話)
- 望月ゆめ、児童作家を廃業し、ノーブル学園を創立、学園長となる。(『Go!プリンセスプリキュア』)
- 赤木しげると“昭和の怪物”の異名を持つ鷲巣巌による「鷲巣麻雀」での勝負が行われる。(『アカギ 〜闇に降り立った天才〜』)
脚注 編集
注釈 編集
出典 編集
- ^ 昭和二万日13、p.108
- ^ 昭和二万日13、p.110
- ^ 外務省「日本万国博覧会の実現:外務省外交史料館 特別展示「外交史料に見る日本万国博覧会への道」」.2023-09-25閲覧
- ^ a b 昭和二万日13、p.116
- ^ 昭和二万日13、p.120-121
- ^ “あらかわを知る”. 荒川区. 2017年5月25日閲覧。
- ^ “すみだ区報(墨田区のお知らせ「すみだ」) 2015年3月21日号”. 墨田区. 2017年5月25日閲覧。
- ^ 1979年に朝刊に移行、1991年9月30日に連載終了。
- ^ 昭和二万日13、p.123
- ^ 昭和二万日13、p.126
- ^ 昭和二万日13、p.132
- ^ 昭和二万日13、p.134-135
- ^ a b c d 昭和二万日13、p.134
- ^ a b 昭和二万日13、p.138
- ^ a b 昭和二万日13、p.144
- ^ 昭和二万日13、p.144-145
- ^ 昭和二万日13、p.145
- ^ a b 昭和二万日13、p.148
- ^ 昭和二万日13、p.150
- ^ 昭和二万日13、p.156
- ^ 昭和二万日13、p.158
- ^ 【釧路市】共栄小学校炊事遠足事故慰霊碑 2019年6月9日閲覧
- ^ a b c d 昭和二万日13、p.160
- ^ a b 昭和二万日13、p.164
- ^ a b 昭和二万日13、p.166
- ^ 昭和二万日13、p.170
- ^ a b 昭和二万日13、p.172
- ^ 『ロスト・メモリーズ』アバンタイトルより。
- 書籍
参考文献 編集
- 講談社/編集『昭和―二万日の全記録 (第13巻) 東京オリンピックと新幹線―昭和39年〜42年』講談社、1990年6月24日。ISBN 4-06-194363-4。