1947年の大阪タイガース(1947ねんのおおさかタイガース)では、1947年シーズンの大阪タイガースの動向をまとめる。

1947年の大阪タイガース
成績
レギュラーシーズン優勝
79勝37敗3分 勝率.681[1]
本拠地
都市 兵庫県武庫郡鳴尾村(現:西宮市
球場 甲子園球場
球団組織
経営母体 阪神電気鉄道
監督 若林忠志(選手兼任)
« 1946
1948 »

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この年の大阪タイガースは、職業野球公式戦再開2年目のシーズンである。

概要 編集

1年目こそ3位で終えたチームは開幕から好スタートを切ると、6月以降は2位に10ゲーム差をつけて独走状態に突入。最後は1944年以来、3年ぶり4度目の優勝を果たした。しかしこれが1リーグ制最後の優勝となり、次に優勝するのは1962年まで待たなければならなかった。

チーム成績 編集

レギュラーシーズン 編集

開幕オーダー
1 呉昌征
2 塚本博睦
3 山口政信
4 藤村富美男
5 本堂保次
6 土井垣武
7 若林忠志
8 玉置玉一
9 長谷川善三
1947年日本野球連盟順位変動
順位 5月終了時 6月終了時 7月終了時 8月終了時 9月終了時 最終成績
1位 大阪 -- 大阪 -- 大阪 -- 大阪 -- 大阪 -- 大阪 --
2位 中日 0.5 中日 1.5 中日 6.0 中日 5.5 中日 8.5 中日 12.5
3位 南海 2.5 南海 7.0 南海 10.0 南海 10.5 南海 11.0 南海 19.0
4位 金星 7.5 阪急 10.0 巨人 13.0 阪急 14.5 阪急 12.5 阪急 20.5
5位 阪急 8.0 巨人 阪急 14.5 巨人 15.0 巨人 16.5 巨人 22.5
6位 太陽 8.0 金星 12.5 東急 18.0 太陽 17.5 太陽 21.5 東急 28.0
7位 東急 8.5 太陽 13.0 太陽 18.5 東急 22.0 東急 24.5 太陽 28.0
8位 巨人 9.0 東急 14.0 金星 20.0 金星 23.0 金星 25.5 金星 37.5
1947年日本野球連盟最終成績
順位 球団 勝率
優勝 大阪タイガース 79 37 3 .681 -
2位 中日ドラゴンズ 67 50 2 .573 12.5
3位 南海ホークス 59 55 5 .518 19.0
4位 阪急ブレーブス 58 57 4 .504 20.5
5位 読売ジャイアンツ 56 59 4 .487 22.5
6位 東急フライヤーズ 51 65 3 .440 28.0
7位 太陽ロビンス 50 64 5 .439 28.0
8位 金星スターズ 41 74 4 .357 37.5

選手・スタッフ 編集

[2][3]

表彰選手 編集

リーグ・リーダー
選手名 タイトル 成績 回数
若林忠志 最高殊勲選手 3年ぶり2度目
藤村富美男 打点王 71打点 3年ぶり2度目
御園生崇男 最高勝率 .750 9季ぶり3度目
ベストナイン
選手名 ポジション 回数
土井垣武 捕手 初受賞
藤村富美男 三塁手 初受賞
金田正泰 外野手 初受賞

出典 編集

  1. ^ 年度別成績 1947年 日本野球連盟”. 日本野球機構. 2017年8月8日閲覧。
  2. ^ ベースボールマガジン2002夏季号, ベースボールマガジン社, (2002), p. 102 
  3. ^ 『日本プロ野球80年史 1934-2014』 【記録編】、ベースボール・マガジン社、2014年12月24日。ISBN 978-4-583-10668-7