鳥取駅バスターミナル

鳥取市にあるバスターミナル
鳥取県道43号標識

鳥取駅バスターミナル(とっとりえきバスターミナル)は、鳥取県鳥取市東品治町106番地にあるバスターミナルを含む建物の総称。建物の正式名称は「鳥取バスターミナル」、停留所の正式名称は「鳥取駅」だが、鳥取駅に隣接していることから「鳥取駅バスターミナル」と呼ばれ、現在のバスの時刻表には後者の名称でのみ掲載されている。

鳥取バスターミナル株式会社
鳥取バスターミナル 地図
種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 鳥取駅バスターミナル
本社所在地 日本の旗 日本
680-0835
鳥取県鳥取市東品治町106番地
設立 1979年8月1日
業種 不動産業
法人番号 6270001000958
事業内容 バスターミナル管理・運営 他
代表者 代表取締役社長 澤志郎
取締役 馬場進
資本金 1億円
従業員数 9名
主要株主 日本交通日ノ丸自動車鳥取県鳥取市
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鳥取駅バスターミナル

ターミナル構内の道路については鳥取県道43号鳥取福部線の一部となっている[1][2]。そのため、自動車ターミナル法が定めるバスターミナルの対象外となっている。

本項では鳥取駅周辺のバスのりばについても記載する。

鳥取駅バスターミナル 編集

構造 編集

  • 3~4階:オフィス・テナントフロア(鳥取バスターミナル株式会社の事務所は4階にある)
  • 2階:現在は使われていない。かつてはFM鳥取(RADIO BIRD):2006年8月25日開局があったが、2019年11月より鳥取市役所本庁舎市民交流センター(麒麟スクエア)に移転した。
    • 1階:バスターミナル。日本交通日ノ丸自動車の乗車券販売窓口(窓口業務は鳥取バスターミナル株式会社が担当。)のほか、自販機コーナー(一部の自販機はICOCA電子マネーが利用できる。)がある。くる梨ICOCA等交通系ICカードが利用できるため、窓口でICOCAの販売、ICOCA等交通系ICカードのチャージを取り扱っている(チャージ機は設置されていない。)。かつてはバス・鉄道の経路・時刻検索システム「バスネット」の端末があったがサービスを終了した。

沿革 編集

のりば 編集

 
0番に停車中のくる梨ループ麒麟獅子

構内は島式のバスターミナルとなっており、バスはバスターミナル西側に進入口が、東側に退出口があり、構内は反時計回りで走行する。バスターミナル東側から0 - 5番の各のりばがあり、0 - 5番のりば南側に0 - 5番のりばと並行する形で6 - 9番の各のりばがある[3]

0番のりばがコミュニティバス・観光周遊バス・一般路線バス用のりば、1番のりばが高速バス用のりば、2番のりばが特急・急行バス・空港リムジンバス用のりば、3 - 9番のりばが一般路線バス用のりば(原則として方面別。一部例外あり。)となっている。

詳細な運行案内は#外部リンクの各サイトを参照のこと。

高速バス 編集

現在は昼行便のみとなっている。

のりば 運行事業者 愛称・行先・方面 備考
1
日本交通 (鳥取県) 鳥取エクスプレス京都号:京都(京都駅烏丸口) 運休中
日本交通 (鳥取県)
日本交通 (大阪府)
山陰特急バス:大阪(大阪国際空港なんば (OCAT)・弁天町)
山陰特急バス:大阪(なんば (OCAT)・USJ
山陰特急バス:大阪(梅田(阪急三番街高速バスターミナル))
山陰特急バス:神戸(三宮バスターミナル)・大阪(なんば (OCAT))
 
日本交通 (鳥取県)
日本交通 (神戸市)
山陰特急バス:神戸(三宮バスターミナル)  
日ノ丸自動車 プリンセスバード号:姫路(姫路駅北口  
日ノ丸自動車 メリーバード号:広島(大塚駅広島バスセンター  
  • 「オオクニヌシ号」(鳥取 - 米子 - 松江 - 出雲線[4] → 鳥取 - 米子 - 松江線)は2017年8月4日から運行区間が短縮され、2019年2月28日の運行をもって廃止となった[5]
  • 大山号」(鳥取・倉吉・米子 - 北九州・福岡線)は2023年1月8日の運行をもって廃止となった[6]

特急・急行バス・空港リムジンバス 編集

2021年10月1日より系統番号を導入した。

のりば 運行事業者 系統・行先 備考
2 日ノ丸自動車 20鳥取砂丘コナン空港 空港リムジンバス。乗車のみ

コミュニティバス・観光周遊バス 編集

乗り入れるバス会社

2021年10月1日より系統番号を導入した。

のりば 運行事業者 系統・行先 備考
0 日交バス
日ノ丸バス
01くる梨赤コース(循環)
02A02B:くる梨青コース(循環)
03:くる梨緑コース(循環)
09ループ麒麟獅子(循環)
「09」は土休日・夏季のみ運行
共同運行

路線バス 編集

乗り入れるバス会社

2021年10月1日より系統番号を変更した。なお、鳥取駅行についても同一番号となる[8][9][10]。これに伴い、鳥取駅バスターミナルののりばが変更され、系統番号の十の位は同日以降ののりば番号と連動している(原則として方面別。一部例外あり。)。

系統番号が50番台で数字の前にLがつく便(下り)・数字の後ろにRがつく便(上り)、70・80番台で数字の前にRがつく便(下り)・数字の後ろにLがつく便(上り)は県庁回り便(L:若桜街道→智頭街道、R:智頭街道→若桜街道)。

のりば 運行事業者 系統・行先 備考
0 日交バス
日ノ丸バス
39鳥取砂丘 共同運行[11]
3 日交バス 3031中央病院
3232H:蕪島
33:長谷橋
3536H37:十六本松(八丁目)
3838H:北園ニュータウン
「30」は平日のみ運行
「30」「31」は日ノ丸バスと共同運行扱い
4 日ノ丸バス 40Nイオン鳥取北
4141H41Z:鹿野営業所
4343N鳥大附属校
4545H吉岡温泉
4646H46N:美萩野団地
444747H:白兎養護学校
48:湖山・賀露大橋・イオン鳥取北(循環右回り)
49:イオン鳥取北・賀露大橋・湖山(循環左回り)
「43」「43N」「44」「46N」「47」「47H」は平日のみ運行
「40N」は土休日のみ運行
5 日ノ丸バス 50L50:矢矯
51L51:吉岡温泉
53:河内車庫
54:河内車庫・安蔵
55:高路
56:岩坪
56M:鳥取南
57:湖山・鳥大附属校(循環左回り)
58:鳥大附属校・湖山(循環右回り)
58X(快速):鳥大附属校
59:白兎養護学校
「56」「58X」「59」は平日のみ運行
「54」の河内車庫 - 安蔵間はデマンドバス
6 日交バス 61:雲山日交
626369市立病院
66:八坂(倉田保育園前)・米里小学校前・生山(循環左回り)
6767H:八坂(倉田保育園前)
「61」「62」「63」「69」は日ノ丸バスと共同運行扱い
7 日交バス 71:面影団地・桜谷団地(循環左回り)
72:桜谷団地・面影団地(循環右回り)
73:面影団地・若葉台・桜谷団地(循環左回り)
74:桜谷団地・若葉台・面影団地(循環右回り)
7575B:若葉台
76:生山・米里小学校前・八坂(倉田保育園前)(循環右回り)
70H77R77:若桜車庫
78H:雲山日交
「73」「74」「75B」「78H」は平日のみ運行
8 日ノ丸バス 80R8081R8182R8283R8384R84:山崎橋
85R85:岩倉・稲葉ヶ丘
87:百谷公民館
 
9 日ノ丸バス 9191H智頭駅前
9393H94(快速)用瀬駅前・用瀬
95:市立病院
「95」は日交バスと共同運行扱い
0(北側) 日ノ丸バス 00日ノ丸本社前 0番のりば北側から発車[12]

おりば 編集

おりばは3箇所にある。

  • 0番のりばの東寄り
  • 0番のりばの反対側(バス出口の西側・鳥取県道43号鳥取福部線沿い)
  • 駅前(バス出口の東側・鳥取県道43号鳥取福部線沿い)

鳥取駅南口バス停 編集

構内は時計回りで走行する。南口正面がコミュニティバス・乗合タクシー用のりば、フコク生命ビル前が高速バス・スクールバス・臨時バス・観光バス用のりばとなっている。2019年9月1日から杉崎高速バスが発着する[13]

高速バス 編集

のりば 運行事業者 愛称・行先・方面 備考
フコク生命ビル前 杉崎運輸 杉崎高速バス:大阪(梅田(プラザモータープール))・秦野(東名秦野BS)・海老名(BUSTLE海老名)・横浜 (YCAT)・東京(池袋サンシャインバスターミナル 夜行便
  • 2021年11月20日 - 2022年2月20日の間、全但バスが「湯村温泉鳥取空港線」(鳥取 - 湯村温泉)を臨時運行していた[14]

コミュニティバス 編集

乗り入れるバス会社

のりば 運行事業者 系統・行先 備考
南口正面 日交バス
日ノ丸バス
03くる梨緑コース(循環) 共同運行

乗合タクシー 編集

乗り入れるタクシー会社

のりば 運行事業者 系統・行先 備考
南口正面 日交タクシー いなば墓苑・第二いなば墓苑 デマンド型乗合タクシー。日曜・彼岸・盆のみ運行

スクールバス 編集

のりば 運行事業者 系統・行先 備考
フコク生命ビル前 日交バス 公立鳥取環境大学  
  青翔開智中学校・高等学校  

市営駐輪場前バス停 編集

鳥取県鳥取市東品治町117-1(鳥取市営鳥取駅高架下第1自転車駐車場前[15])にあるバス停で、くる梨緑コースが発着する。2017年12月1日に中央郵便局バス停(当時の杉崎高速バスの高速バス鳥取(鳥取中央郵便局横)バス停と同一位置)から移転した[16]

コミュニティバス 編集

乗り入れるバス会社

のりば 運行事業者 系統・行先 備考
市営駐輪場前 日交バス
日ノ丸バス
03くる梨緑コース(循環) 共同運行

高速バス鳥取(鳥取中央郵便局横)バス停 編集

鳥取県鳥取市永楽温泉町700-2(鳥取中央郵便局横)にあったバス停で、杉崎高速バスが発着していた。かつては、同一位置にくる梨緑コースの中央郵便局バス停もあったが、2017年12月1日に市営駐輪場前バス停へ移転した[16]2019年9月1日に杉崎高速バスが鳥取駅南口バス停へ移転したため、当バス停は休止となった[13]

脚注 編集

  1. ^ 25年度告示図面”. 鳥取県県土整備部道路企画課・道路建設課 (2014年3月31日). 2016年4月26日閲覧。
  2. ^ 平成26年3月31日付鳥取県公報号外第50号” (pdf). 鳥取県 (2014年3月31日). 2016年4月26日閲覧。
  3. ^ 路線バスについて”. 一般社団法人鳥取県バス協会. 2018年8月12日閲覧。
  4. ^ “出雲―鳥取に高速バス 3時間25分、3月16日から運行”. 日本経済新聞. (2016年2月17日). https://www.nikkei.com/article/DGXLZO97349750W6A210C1LC0000/ 2019年2月28日閲覧。 
  5. ^ 一畑バス・日ノ丸自動車、松江~鳥取線「オオクニヌシ」号を廃止 来年2月28日運行分で”. Traicy (2018年12月21日). 2019年2月28日閲覧。
  6. ^ 高速バス 鳥取~福岡線(大山号)の路線廃止のお知らせ | お知らせ | 日ノ丸自動車株式会社”. hinomarubus.co.jp. 2023年4月7日閲覧。
  7. ^ 湯村温泉-鳥取駅結ぶ「ゆめぐりエクスプレス」廃止 赤字続き来年3月末”. 神戸新聞. 2020年11月16日閲覧。
  8. ^ 令和3年10月1日より県東部路線バスでナンバリングをはじめます。”. 一般社団法人鳥取県バス協会 (2021年9月17日). 2021年9月24日閲覧。
  9. ^ 令和3年10月1日より県東部路線バスでナンバリングをはじめます。”. 日本交通 (2021年9月17日). 2021年9月24日閲覧。
  10. ^ 鳥取バスターミナルのりば、路線名変更詳細”. 日ノ丸自動車 (2021年9月17日). 2021年9月24日閲覧。
  11. ^ 鳥取砂丘行きは、方面別の原則により、本来は3番のりばとなるはずであるが、観光地路線であることから、例外的に0番のりばからの発車となっている。ただし、系統番号は「砂丘」の語呂合わせから「39」となっている(本来は「00」)。
  12. ^ 日ノ丸本社前行きは、方面別の原則により、本来は5番のりばとなるはずであるが、例外的に0番のりば北側からの発車となっている。系統番号も例外的に「00」となっている(本来は「52」)。
  13. ^ a b 9月1日からの鳥取乗車場所・出発時間変更について”. SUGIZAKI・トラベルサポート株式会社 (2019年8月2日). 2019年8月18日閲覧。
  14. ^ 11/20~湯村温泉⇔鳥取空港線を臨時運行します!”. 全但バス (2021年11月19日). 2021年11月20日閲覧。
  15. ^ 鳥取駅高架下自転車駐車場のご案内”. 鳥取市役所都市整備部交通政策課. 2018年8月12日閲覧。
  16. ^ a b 「くる梨」緑コースの経路変更について(お知らせ)”. 鳥取市役所都市整備部交通政策課. 2018年8月12日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集

座標: 北緯35度29分41.9秒 東経134度13分29.9秒 / 北緯35.494972度 東経134.224972度 / 35.494972; 134.224972