高速いえしま

兵庫県姫路市の海運会社

高速いえしま株式会社(こうそくいえしま)は、兵庫県姫路市家島町海運会社姫路港家島を結ぶ航路を運航している[1]

高速いえしま株式会社
所有船舶「高速いえしま」
所有船舶「高速いえしま」
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
672-0101
兵庫県姫路市家島町真浦571
設立 1999年10月
業種 海運業
法人番号 6140001062490
事業内容 一般定期旅客航路事業
代表者 代表取締役 畑野 長利
資本金 1000万円
外部リンク http://www.kousoku-ieshima.jp/
テンプレートを表示

航路 編集

1日8往復を運航する。「まうら」が就航する1往復は、真浦港止めとなる。

船舶 編集

就航中の船舶 編集

  • 高速いえしま
2006年12月就航、三保造船所 (大阪府)建造、146総トン、旅客定員200名
  • まうら
1998年8月就航、興和クラフト建造、19総トン、旅客定員87名

過去の船舶 編集

  • しろやま(初代)
  • しろやま(2代)
2009年11月1日就航、形原造船建造。
2017年、日本政府が購入してミャンマーへ無償供与、同3月29日ラカイン州で引き渡し式典開催、同4月10日より「KISPANADI(1)」として就航。
113総トン、全長32.95m、全幅6.30m、深さ2.60m、旅客定員142名、航海速力20ノット

事故、インシデント 編集

2009年12月2日、17時10分ごろ、「しろやま」が機関を後進にかけて姫路港を出航中、護岸工事の警戒業務を終えて帰航中であった警戒船「第四三輪丸」(だいよんみつわまる)と衝突した。「しろやま」は「第四三輪丸」との距離があると思い込み航行を続け、また、「第四三輪丸」は「しろやま」の動静を適切に確認せず航行したことが衝突の原因と考えられる。[2]

2010年5月29日、17時01分ごろ、「高速いえしま」が姫路港にて離桟作業中に浅所に乗り揚げた。船体および機関を確認したが、異常が無かったため、真浦港に向けて出港した。普段使用している桟橋が工事中であり、別の桟橋から離桟作業中、水深の確認を行っていなかった可能性があると考えられる。[3]

2016年5月1日、10時15分ごろ、姫路港に向かっていた「しろやま」が、飾磨沖約4kmの播磨灘で遠隔操縦装置の故障により操縦不能となった。10時20分ごろ、船長の指示により機関長が主機を停止させ停船した。乗客71名は来援した旅客船「はやなみ」など2隻に移乗、姫路港へ移送された[4]。機関室の主配電盤の充電器電源のブレーカーが「切」となっており、制御電源用バッテリーの充電量が不足し、遠隔操縦装置の作動が停止したと考えられる[5]

脚注 編集

  1. ^ 高速いえしま公式サイト
  2. ^ 旅客船しろやま警戒船第四三輪丸衝突”. 運輸安全委員会 (2010年7月30日). 2024年6月1日閲覧。
  3. ^ 旅客船高速いえしま乗揚”. 運輸安全委員会 (2010年11月26日). 2024年6月1日閲覧。
  4. ^ “エンジン故障で旅客船“漂流” 別船が救援 姫路”. 神戸新聞NEXT (神戸新聞社). (2016年5月1日). オリジナルの2016年8月9日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20160809111733/https://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201605/0009093995.shtml 2017年7月13日閲覧。 
  5. ^ 旅客船しろやま運航阻害”. 運輸安全委員会 (2016年9月29日). 2024年6月1日閲覧。

引用エラー: <references> で定義されている name "Shikoku-np_2000" の <ref> タグは、先行するテキスト内で使用されていません。

引用エラー: <references> で定義されている name "Traffic-Plan" の <ref> タグは、先行するテキスト内で使用されていません。

参考文献 編集

外部リンク 編集