音楽技能検定(音楽検定・音検)(おんがくぎのうけんてい英: (仮)Music Proficiency Exam)とは、2020年より一般社団法人 日本音楽協会が実施する音楽の総合検定試験である。略称・通称は音楽検定または音検。実技はピアノ・ヴァイオリン・フルートより選択可。

音楽技能検定・音楽検定・音検

概要 編集

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音楽技能検定とは、日本音楽協会が実施する検定試験です。

日本音楽協会の音楽技能検定は、音楽を長く深く楽しむために実技だけでなく、楽典・ソルフェージュ(学科)を学べるよう設定しています。

独自に設けた基準による絶対評価で、ひとりひとりの成長を見やすくします。

コンクールの順位とは異なり、いまのあなたの実力を確かめることができます。

才能豊かな音楽家を育てるためには、早期のソルフェージュ能力の開発と訓練が有効とされています。

音楽技能検定では、8級から1級までの級に、楽典、聴音、リズム・視唱、初見視奏の課目が含まれます。

課題曲演奏による実技はもちろんのこと、こうした音楽教育のベースとなる知識を着実に積み上げることが、音楽技能検定の目的です。

合格するまで何度でもトライできるのも特徴です。

10級は音楽学習1年目程度、1級の難易度は、難関音大合格レベルを設定しています。

文部科学省の後援認定を視野に入れ、音楽歴の一つとして履歴書に記載できる検定を目指しています。

階段を上るように、一段一段、確かめながら歩みを進める。

音楽技能検定を通じて、音楽学習を一生ものにしませんか。

試験:実技・学科 編集

試験は実技と学科の2種類あり、それぞれ単独で別の期に受験する事が可能です。

◆実技(1~10級)

演奏曲はHPで公開している課題曲から選択

4~10級は(バロック・古典・ロマン・近現代より)2曲、1~3級は4曲を演奏

4~10級は楽譜を見ながら演奏可能

1~3級は暗譜演奏

◆学科(1~8級)

楽典・聴音・リズム/視唱・初見視奏の4科目

4~8級は2科目を選択受験

1~3級は4科目受験

・学科試験内容

楽典はペーパーテスト、聴音は試験会場で流れた演奏を聴いて楽譜へ書き起こします。リズムは楽譜を見て手拍子、視唱は楽譜をみて音階を歌います。初見視奏は2分間の予見時間

後に楽譜を見ながら演奏します。

◆学習方法

HPの例題をダウンロードして練習したり、参考書一覧ページより参考書を購入して練習できます。

◆認定条件

それぞれの級の実技と学科に合格することで級の認定を受ける事ができます。(9・10級は実技試験のみ)

検定級 編集

各級のレベルイメージ 編集

1級 有名私立音大入学レベル

2級 音大入学レベル 編集

3級 音楽高校入学レベル 編集

4級 上級レベル 編集

5級 応用レベル 編集

6級 応用レベル 編集

7級 基礎レベル 編集

8級 基礎レベル 編集

9級 導入レベル 編集

10級 導入レベル 編集

脚注 編集

関連項目 編集

外部リンク 編集