陶棺

粘土を焼いて作った棺

陶棺(とうかん)とは、粘土を焼いて作ったの一種である。本項では古墳時代の日本における陶棺について説明する。

手前3基が土師質亀甲形、奥が須恵質四注式陶棺(津山市の津山郷土博物館)

概要 編集

古墳時代後期~終末期の古墳に見られ、土師器の物と須恵器の物がある。

形態は亀甲形と家形があり、家形陶棺には蓋の屋根形が切妻式四注式がある。底部には低い中空円筒形脚が多数付いている。

出現の背景には窯業技術の発達があり、近畿中国地方に多く分布している。

陶棺が出土した古墳 編集

近畿地方 編集

中国地方 編集

ギャラリー 編集

参考文献 編集

関連項目 編集