重変ハ(じゅうへんハ)は西洋音楽の音名のひとつ。の楽譜上の位置を変えずに半音下げた変ハからさらに半音(ハの楽譜上の位置を変えずに全音)下げた音であり、楽譜ではハにdouble flat重変記号)を付けて表す。各調の中で、この音を音階の中に含む調はない。

重変ハ
各言語での名称
英語 C-double-flat
独語 Ceses
仏語 Ut double bémol
伊語 Do doppio bemolle
異名同音
嬰イ変ロ
音階上の位置
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各オクターブの重変ハ 編集

オクターブ表記 周波数 MIDI
Note No.
譜例 備考
国際式 日本
C 0 C 2 Ceses2 下二点重変は 14.56761755Hz 10
C 1 C 1 Ceses1 下一点重変は 29.13523509Hz 22 * コントラファゴット、B管コントラバス・チューバの最低音の実音
C 2 C  Ceses 重変は 58.27047019Hz 34 * ファゴットF管シングルホルン、B管ユーフォニウムの最低音の実音
C 3 c  ceses 重変ハ 116.54094038Hz 46 * 一部のバリトン・オーボエの最低音の実音
C 4 c 1 ceses1 一点重変ハ 233.08188076Hz 58 * オーボエの最低音の実音
C 5 c 2 ceses2 二点重変ハ 466.16376152Hz 70 *
C 6 c 3 ceses3 三点重変ハ 932.32752304Hz 82 *
C 7 c 4 ceses4 四点重変ハ 1864.65504607Hz 94
C 8 c 5 ceses5 五点重変ハ 3729.31009214Hz 106
C 9 c 6 ceses6 六点重変ハ 7458.62018429Hz 118