葛 (春秋)

夏・殷・周・春秋時代の諸侯国

(かつ)は、の三朝(三代)に渡って存在した諸侯国爵位[1]。約1800年と長期間存続した。

不詳 - 不詳
国姓 嬴姓中国語版
国都 河南省焦作市修武県
滅亡原因 により滅亡
周朝諸侯国一覧
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夏代 編集

夏代には嬴姓の葛が現在の河南省焦作市修武県(葛伯城・葛伯墓の遺跡があり)に存在していた。後に湯王によって滅亡したが、この戦いは湯王が夏を滅ぼす前哨戦に過ぎなかった。

殷代以後 編集

葛を湯王が征服し、君主の葛伯を殺した。別の者を葛に封じた。

春秋時代附庸国となり、によって滅亡した。

風俗通義』には「葛天氏之裔」、また賀葛氏が葛氏に改称したもので虜姓であるとしている。

脚注 編集

  1. ^ 『大漢和辞典 第九巻』大修館書店、諸橋轍次編纂 1960年