葛(かつ)は、夏・殷・周の三朝(三代)に渡って存在した諸侯国。爵位は伯[1]。約1800年と長期間存続した。
夏代には嬴姓の葛が現在の河南省焦作市修武県(葛伯城・葛伯墓の遺跡があり)に存在していた。後に湯王によって滅亡したが、この戦いは湯王が夏を滅ぼす前哨戦に過ぎなかった。
葛を湯王が征服し、君主の葛伯を殺した。別の者を葛に封じた。
春秋時代に魯の附庸国となり、宋によって滅亡した。
『風俗通義』には「葛天氏之裔」、また賀葛氏が葛氏に改称したもので虜姓であるとしている。