菊ごぼう
菊ごぼう(菊牛蒡、きくごぼう)は、主に岐阜県恵那地方(恵那市・中津川市)などで栽培されている山菜の1種。他の地域では「山ゴボウ」「アザミゴボウ」ともいう。飛騨・美濃伝統野菜である。
概要 編集
切り口の模様が菊の花に似ていることから菊ごぼうと呼ばれる[1]。草姿や食味が似通っているためかゴボウの名前がついてはいるが、正確にはキク科アザミ属のモリアザミの根であり、ゴボウ属のゴボウとは同科別属である。
主な産地は岐阜県恵那市と中津川市である[1][2]。1862年(文久2年)、美濃国恵那郡富田村(現在の岐阜県恵那市岩村町富田)で三森山に自生していたものを栽培したのが始まりとされる[2]。本格的な栽培は明治時代以降である[2]。
特徴 編集
主な菊ごぼう味噌漬の販売店 編集
- 水半名物販売店(岐阜県恵那市岩村町)
- マルコ醸造(岐阜県恵那市明智町)
- 双美屋(岐阜県恵那市大井町)
- ヤマツ食品(岐阜県中津川市)
- 仁科吉五郎商店(岐阜県中津川市)