緒継女王
奈良時代末期から平安時代初期の女官。淳和天皇の尚蔵。従二位。
緒継女王(おつぐじょおう、延暦6年(787年) - 承和14年11月7日(847年12月18日))は、奈良時代末期から平安時代初期にかけての女官。官位は尚蔵・従二位。
生涯 編集
王族であるが、はっきりとした系譜はわかっていない。尚蔵として淳和天皇の後宮に陪侍した。『続日本後紀』の薨伝に「能有妖媚之徳」とあるように、艶めかしい女性だったため淳和天皇に深く寵愛され、従二位に叙されたという[1]。承和14年(847年)死去。死に際して朝廷からの葬使の辞退を遺言した。行年61。
脚注 編集
参考文献 編集
- 森田悌訳「続日本後紀」(下巻)講談社学術文庫、2010年 ISBN 9784062920155
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus『緒継女王』 - コトバンク