祐子内親王家駿河

平安時代後期の女房歌人。源忠重の娘。一宮駿河とも呼ばれた。勅撰集『後拾遺和歌集』『春和歌集』に2首入集

祐子内親王家駿河(ゆうしないしんのうけ の するが、生没年未詳)は、平安時代後期の女官女流歌人清和源氏満政流。駿河源忠重の娘。兄弟に定宗定重らがある。一宮駿河とも呼ばれる。

母は美濃国の出身といわれ[1]後朱雀天皇の皇女祐子内親王に仕えた。歌人としては『夫木和歌抄』巻22に所収される歌から、祐子内親王家歌合に出詠したことが推察されている。『後拾遺和歌集』に1首が入集。

  • 思ひやる心ばかりは桜花たづぬる人におくれやはする (『後拾遺和歌集』86)

脚注 編集

  1. ^ 『後拾遺和歌集』勘物