田中千晴
田中 千晴（たなか ちはる、2000年9月21日 - ）は、大阪府堺市南区出身のプロ野球選手（投手）。右投右打。読売ジャイアンツ所属。
| 読売ジャイアンツ #48 | |
|---|---|
.jpg) 2023年7月8日 東京ドーム | |
| 基本情報 | |
| 国籍 |
 日本 |
| 出身地 | 大阪府堺市南区 |
| 生年月日 | 2000年9月21日（23歳） |
| 身長 体重 |
189 cm 85 kg |
| 選手情報 | |
| 投球・打席 | 右投右打 |
| ポジション | 投手 |
| プロ入り | 2022年 ドラフト3位 |
| 初出場 | 2023年4月13日 |
| 年俸 | 1900万円（2024年）[1] |
| 経歴（括弧内はプロチーム在籍年度） | |
この表について
| |
経歴 編集
プロ入り前 編集
堺市立新檜尾台小学校5年の時に野球を始める[2]。堺市立赤坂台中学校では軟式野球部に所属。
浪速高等学校では2年秋からエースとなったが、3年夏の南大阪大会[注 1]は2回戦で敗退した[3]。甲子園出場経験はなし[2]。
指定校推薦で入学した國學院大學では[2]、2年秋に東都大学野球リーグ戦初登板を果たしたが、故障のため3年春、3年秋は登板がなかった。4年春に3季ぶりに公式戦のマウンドに上がると、自己最速の153km/hを記録し一躍ドラフト候補に浮上した[4]。4年秋にリーグ戦初勝利を挙げた[2]。
2022年10月20日に行われたプロ野球ドラフト会議において読売ジャイアンツから3位指名を受け[5]、11月29日に契約金6000万円、年俸1000万円（金額は推定）で仮契約を結んだ[6]。背番号は48。担当スカウトは脇谷亮太[7]。
巨人時代 編集
2023年4月13日に初めて一軍登録され、その日の対阪神タイガース3回戦（東京ドーム）で8回表からリリーフ登板し、プロ初登板を果たした。最初の打者である中野拓夢を二直に打ち取ると、1イニングを打者6人、被安打1、与四球2、無失点に抑えた[8]。4月20日の横浜DeNAベイスターズ戦（さがみどりの森球場）では、先発の山﨑伊織の後を受け3点リードの8回に登板すると、三者凡退に抑えプロ初ホールドを記録した[9]。最終的に30試合に登板し、2勝3敗3ホールド、防御率5.51を記録[10]。11月29日、900万円増となる推定年俸1900万円で契約を更改した[11]。
選手としての特徴・人物 編集
189cmの長身から投げ下ろす最速155km/h[12]の直球とフォークが武器の右腕[13]。
小林誠司は出身小学校（新檜尾台小）と中学校（赤坂台中）が同じ同郷の先輩にあたる[13]。
趣味はギターの弾き語り。十八番は秦基博の「ひまわりの約束」[14]。2023年11月23日のファンフェスタでは尾崎豊の「I LOVE YOU」を弾き語りで披露した[15]。
詳細情報 編集
年度別投手成績 編集
| 年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2023 | 巨人 | 30 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 3 | 0 | 3 | .400 | 148 | 32.2 | 30 | 4 | 19 | 0 | 0 | 41 | 1 | 0 | 22 | 20 | 5.51 | 1.50 |
| 通算：1年 | 30 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 3 | 0 | 3 | .400 | 148 | 32.2 | 30 | 4 | 19 | 0 | 0 | 41 | 1 | 0 | 22 | 20 | 5.51 | 1.50 | |
- 2023年度シーズン終了時
年度別守備成績 編集
| 年 度 |
球 団 |
投手 | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
| 2023 | 巨人 | 30 | 1 | 3 | 0 | 0 | 1.000 |
| 通算 | 30 | 1 | 3 | 0 | 0 | 1.000 | |
- 2023年度シーズン終了時
記録 編集
- 初記録
- 投手記録
- 初登板：2023年4月13日、対阪神タイガース3回戦（東京ドーム）、8回表に3番手で救援登板、1回無失点[8]
- 初奪三振：2023年4月16日、対中日ドラゴンズ6回戦（バンテリンドーム ナゴヤ）、6回裏にアリスティデス・アキーノから空振り三振
- 初ホールド：2023年4月19日、対横浜DeNAベイスターズ5回戦（さがみどりの森球場）、8回表に2番手で救援登板、1回無失点[16]
- 初勝利：2023年5月25日、対横浜DeNAベイスターズ10回戦（東京ドーム）、5回表に3番手で救援登板、1回1/3を無失点[17]
- 打撃記録
- 初打席：2023年8月20日、対広島東洋カープ21回戦（MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島）、4回表に玉村昇悟から投ゴロ
背番号 編集
- 48（2023年 - ）
脚注 編集
注釈 編集
出典 編集
- ^ 「巨人 - 契約更改 - プロ野球」日刊スポーツ。2023年11月29日閲覧。
- ^ a b c d 「【大学野球】国学院大・田中千晴、巨人ドラフト３位の実力証明 ６回１死まで無安打投球」スポーツ報知、2022年11月23日。2023年4月2日閲覧。
- ^ 「三国丘 4-1 浪速 全国高校野球選手権南大阪大会（2回戦）」バーチャル高校野球。2023年4月2日閲覧。
- ^ 「国学院大・田中千晴がドラフト候補に 自己最速153キロも「まだピークではない」【東都大学野球】」中日スポーツ、2022年4月3日。2023年4月2日閲覧。
- ^ 「【ドラフト】国学院大「秘密兵器」田中千晴は巨人3位指名 緩急で翻弄する最速153キロ右腕」『日刊スポーツ』2022年10月20日。2024年5月19日閲覧。
- ^ 「巨人Ｄ３位・田中千晴「日本球界を変える投手に…」 ヤクルト・村上との対戦も熱望」サンケイスポーツ、2022年11月29日。2023年4月2日閲覧。
- ^ 「【大学野球】国学院大・田中千晴、巨人ドラフト3位の実力証明 6回1死まで無安打投球」『スポーツ報知』2022年11月23日。2024年5月19日閲覧。
- ^ a b 「【巨人】ドラ３田中千晴がプロ初登板 １軍昇格即登板で１回を無失点」『日刊スポーツ』2023年4月13日。2023年4月23日閲覧。
- ^ 「【巨人】田中千晴がプロ初ホールド “８回の男”に名乗り「いい一歩を踏めた」」スポーツ報知、2023年4月20日。2023年7月15日閲覧。
- ^ 「【巨人】田中千晴、年男の誓い「子供たちに夢を」…50登板＆防御率1点台目指す」スポーツ報知、2024年1月3日。2024年1月21日閲覧。
- ^ 「【巨人】田中千晴、来季は歌と“二刀流”宣言…美声と宝刀フォークでファン魅了だ」スポーツ報知、2023年11月30日。2024年1月21日閲覧。
- ^ 「巨人 ドラ3田中千晴がロングリリーフで力投 横川初回KOを受け、2回から登板 3回を自責ゼロ」スポーツニッポン、2023年9月2日。2024年1月21日閲覧。
- ^ a b 「【巨人】ドラ３・田中千晴“タナコバ”バッテリー熱望 二重整形も宣言で小林誠司とイケメンタッグも！？」スポーツ報知、2022年10月29日。2023年4月2日閲覧。
- ^ 「【巨人】音楽一家のドラ３田中千晴、お立ち台ならアコースティックギター披露!?十八番は秦基博」日刊スポーツ、2023年1月8日。2023年4月2日閲覧。
- ^ 「【巨人】 田中千晴、尾崎豊さん楽曲で来季登場も ファンフェスタで「I LOVE YOU」熱唱」スポーツ報知、2023年11月27日。2024年1月21日閲覧。
- ^ 「巨人のドラ3・田中千がプロ初ホールド「いい一歩を踏み出せた」」『スポニチアネックス』2023年4月19日。2023年4月19日閲覧。
- ^ 「【巨人】中田翔復帰の巨人、接戦制して３カード連続のカード勝ち越し 田中千晴はプロ初勝利」『日刊スポーツ』2023年5月25日。2023年5月25日閲覧。
関連項目 編集
外部リンク 編集
- 個人年度別成績 田中千晴 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手プロフィール - 読売ジャイアンツ公式サイト
- 選手情報 - 週刊ベースボールONLINE
- 田中千晴 (@yg_chiharu) - Instagram