江尻宿

東海道五十三次の18番目の宿場

江尻宿(えじりしゅく、えじりじゅく)は、東海道五十三次の18番目の宿場である。現在の静岡県静岡市清水区(旧清水市)の中心部にあたる。

歌川広重『東海道五十三次・江尻』
葛飾北斎冨嶽三十六景・駿州江尻」
江尻宿の位置(静岡県内)
江尻宿
江尻宿
位置

概要 編集

駿河湾に注ぐ巴川の河口付近に発達した宿場町である。江戸時代以前の戦国時代には、武田氏家臣馬場信春により江尻城が築かれ、城下町化して栄え始めたという[1]清水港に近く、江戸時代には江戸への物流拠点となった。また、清水次郎長ゆかりの地であり、次郎長の生家や菩提寺(梅蔭禅寺)、次郎長の船宿「末廣」などが残る[1]

日本遺産 編集

宿場町そのものとしては認定されなかったが、2020年(令和2年)6月19日、「江尻宿名物追分羊羹」が文化庁文化財保護制度日本遺産」のストーリー『日本初「旅ブーム」を起こした弥次さん喜多さん、駿州の旅~滑稽本と浮世絵が描く東海道旅のガイドブック(道中記)~』の構成文化財の1つに認定された[2]

最寄り駅 編集

JR東海道本線 清水駅又は静岡鉄道静岡清水線 新清水駅

隣の宿 編集

東海道
興津宿 - 江尻宿 - 府中宿

脚注 編集

関連項目 編集

座標: 北緯35度01分10.0秒 東経138度28分56.0秒 / 北緯35.019444度 東経138.482222度 / 35.019444; 138.482222