歌川春光
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来歴 編集
いままで江戸時代の浮世絵師で歌川豊国の門人として誤って紹介されていましたが、これは参考文献だった「肉筆浮世絵の華 歌川派の全貌展」(1980年)に、間違った内容が記載されていたからでした。
豊原周春に師事したといわれており、肉筆美人画を得意にしていて、「江口の君図」「地獄太夫図」「松風村雨図」など江戸時代の浮世絵師の好んだ画題を良く描き、その他の作品も多く出てくるので当時は人気絵師だったと思われますが、今では全くと言っていいほどに情報が無く詳細不明となっています。
昭和十二年刊、当時の絵師の番付を書いた『改訂古今書画名家一覧表』の、10-E現代浮世絵名家の中に歌川春光の名が確認出来ます。
作品 編集
- 「普賢見立太夫文読み図」 絹本着色
- 「隅田川」 絹本着色 ※美人画 駿府博物館所蔵
- 「児島高徳図」 絹本着色
- 「天女図」 絹本着色
- 「元禄美人図」 絹本着色
- 「藤娘」 絹本着色 ※1930年(昭和5年)
- 「和装美人」 絹本着色
- 「鶯宿梅」 絹本着色 ※1936年(昭和11年)
- 「月秋草砧打美人図」 絹本着色 「歌川春光」の落款
- 「公家図」 紙本着色
- 「神功皇后」 絹本着色
- 「浅妻船図」 絹本着色 ※武岡豊太極箱
参考文献 編集
- 『改訂古今書画名家一覧表印鑑譜』 益井文英堂 1937年