碧南中央駅

愛知県碧南市にある名古屋鉄道の駅
新須磨駅から転送)

碧南中央駅(へきなんちゅうおうえき)は、愛知県碧南市栄町三丁目59にある、名古屋鉄道三河線である。駅番号はMU10。駅名のとおり、碧南市の中心部に位置している。manacaが使用可能である。

碧南中央駅*
駅舎(2024年3月)
へきなんちゅうおう
HEKINAN-CHŪŌ
MU09 新川町 (1.1 km)
(1.6 km) 碧南 MU11
地図
所在地 愛知県碧南市栄町三丁目59
北緯34度53分14秒 東経136度59分22秒 / 北緯34.88722度 東経136.98944度 / 34.88722; 136.98944座標: 北緯34度53分14秒 東経136度59分22秒 / 北緯34.88722度 東経136.98944度 / 34.88722; 136.98944
駅番号 MU  10 
所属事業者 名古屋鉄道
所属路線 三河線
キロ程 38.2km(猿投起点)
知立から16.9 km
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
乗降人員
-統計年度-
3,664人/日
-2020年-
開業年月日 1926年大正15年)2月5日
備考 特殊勤務駅(駅集中管理システム導入駅)
1981年昭和56年)現在地に移転、同時に新須磨から駅名改称
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歴史 編集

かつて存在した新須磨海水浴場に近いことから、開業間もない三河鉄道(名鉄三河線の前身)により新須磨臨時停車場として開業した。シーズンに合わせて開業・廃止を繰り返した後、常設の新須磨駅として再開業している[1][2]

その後、1948年昭和23年)の市制施行と共に、新須磨駅近くに碧南市役所が設置され、碧南市の中心部の最寄駅となったが、碧南市の中心街の通りよりやや奥まった位置にあったため、碧南市中央の玄関にふさわしい駅とすべく、1981年(昭和56年)に駅舎を約150m北側(新川町駅寄り)の現在位置に移設新築し、駅名を碧南中央駅と改名した。当時すでに三河線の貨物輸送は大幅に縮小されていたため、旅客輸送に限定した形で駅は1面1線で建設された。昼間帯のみの駅員配置(特殊勤務駅)だった時期があり[3]2023年令和5年)3月24日までは終日配置となっていたが[4]、現在は再び昼間帯のみの駅員配置(特殊勤務駅)となった[5]

年表 編集

駅構造 編集

単式1面1線ホームの地上駅である。特殊勤務駅で、窓口営業時間は7:30 - 12:00と13:00 - 19:30となっている。自動券売機(継続manaca定期乗車券の購入も可能だが、名鉄ミューズカードでの決済は7:00~22:00の間に限られる)や自動改札機、ICカードのチャージに対応した自動精算機、モニター付きインターホンなどが設置されている。駅舎と一体化した2階建ての駅ビルが建っており、美容院などのテナントが入居している。

のりば
路線 方向 行先
MU 三河線(海線)[8][9][注釈 1] 下り 知立ゆき[11]
上り 碧南ゆき[11]

配線図 編集

碧南中央駅 構内配線略図

刈谷・
知立方面
 
碧南駅
凡例
出典:[12]


駅周辺 編集

主な施設 編集

バス路線 編集

  • くるくるバス
    • 碧南市からの委託により、バス会社が運行する運賃無料の市内巡回バスが、4路線全て碧南中央駅前から発着する。

利用状況 編集

  • 『名鉄120年:近20年のあゆみ』によると2013年度当時の1日平均乗降人員は4,215人であり、この値は名鉄全駅(275駅)中103位、 三河線(23駅)中8位であった[13]
  • 『名古屋鉄道百年史』によると1992年度当時の1日平均乗降人員は4,793人であり、この値は岐阜市内線均一運賃区間内各駅(岐阜市内線・田神線・美濃町線徹明町駅 - 琴塚駅間)を除く名鉄全駅(342駅)中97位、 三河線(38駅)中7位であった[14]
  • 『愛知県統計年鑑』によると1日平均の乗車人員は、2006年度2,024人、2007年度2,011人である。
  • 『碧南の統計』『移動等円滑化取組報告書』によると、近年の1日平均乗降人員は下表のとおりである[15][16]
年度 1日平均
乗降人員
2009年(平成21年) 4,083
2010年(平成22年) 4,017
2011年(平成23年) 4,009
2012年(平成24年) 4,086
2013年(平成25年) 4,215
2014年(平成26年) 4,252
2015年(平成27年) 4,365
2016年(平成28年) 4,340
2017年(平成29年) 4,484
2018年(平成30年) 4,590
2019年(令和元年) 4,643
2020年(令和02年) 3,664

隣の駅 編集

名古屋鉄道
MU 三河線(海線)
新川町駅(MU09) - 碧南中央駅(MU10) - 碧南駅(MU11)

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 名鉄公式サイトにおいては「三河線(知立〜碧南)」と表記される[10]

出典 編集

  1. ^ a b 棚尾の歴史を語る会 テーマ81 「名鉄臨港線大浜口駅」 - 第50回 棚尾の歴史を語る会 次第” (PDF). 碧南市. 2016年3月27日閲覧。
  2. ^ a b c d e 日本鉄道旅行地図帳 追加・訂補 7号 東海 - 鉄道フォーラム
  3. ^ 神谷力(編)『三河を走って85年―三河線・挙母線とともに歩んだ郷土の歴史と文化』郷土文化社、2000年、116頁。ISBN 978-4876701292 
  4. ^ 名鉄120年史編纂委員会事務局(編)『名鉄120年:近20年のあゆみ』名古屋鉄道、2014年、163頁。 
  5. ^ a b 一部の駅における窓口係員配置時間の変更について”. 名古屋鉄道 (2023年2月22日). 2023年2月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月22日閲覧。
  6. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、464頁。 
  7. ^ 今尾恵介(監修)『日本鉄道旅行地図帳』 7 東海、新潮社、2008年、45頁。ISBN 978-4107900258 
  8. ^ 清水武「名古屋鉄道各線相互の直通運転」『鉄道ピクトリアル』第246巻、電気車研究会、1971年1月、64頁。 
  9. ^ 太田貴之「輸送と運転 近年の動向」『鉄道ピクトリアル』第816巻、電気車研究会、2009年3月、38頁。 
  10. ^ 三河線(知立〜碧南) 路線・駅情報 - 電車のご利用案内、2021年10月3日閲覧
  11. ^ a b 碧南中央(MU10)(へきなんちゅうおう) 路線一覧”. 名古屋鉄道. 2021年10月3日閲覧。
  12. ^ 電気車研究会、『鉄道ピクトリアル』通巻第816号 2009年3月 臨時増刊号 「特集 - 名古屋鉄道」、巻末折込「名古屋鉄道 配線略図」
  13. ^ 名鉄120年史編纂委員会事務局(編)『名鉄120年:近20年のあゆみ』名古屋鉄道、2014年、160-162頁。 
  14. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、651-653頁。 
  15. ^ 碧南の統計 - 碧南市
  16. ^ 移動等円滑化取組計画書・報告書 - 名古屋鉄道

関連項目 編集

外部リンク 編集