手塚ヒロミチ

日本の男性声優

手塚 ヒロミチ(てづか ヒロミチ、10月5日[1] - )は、日本男性声優茨城県出身[1]リマックス所属[1]

てづか ひろみち
手塚 ヒロミチ
プロフィール
性別 男性
出身地 日本の旗 日本茨城県[1]
誕生日 10月5日
血液型 O型[1]
身長 184 cm[1]
職業 声優
事務所 リマックス[1]
公式サイト 手塚ヒロミチ - REMAX
活動
活動期間 2011年[2] -
声優テンプレート | プロジェクト | カテゴリ

略歴 編集

関東の片田舎生まれで、子供の頃は漫画しか娯楽がなかった[2]。小中高時代と死ぬほど漫画を読んでいたが、本を捨てるという発想がなく、漫画雑誌をため込んでいた[2]。実家の自室には大量の蔵書が並んでおり、2023年時点では帰省した際は本棚から思い出の漫画を取り出して「今回は実家でこれを読もう」と決めて読み直しているという[2]

学生時代を通じて『週刊少年マガジン』、『週刊少年ジャンプ』、『月刊コロコロコミック』、『コミックボンボン』、『月刊少年ガンガン』、『月刊Gファンタジー』、『月刊少年ギャグ王』、『ドラゴンマガジン』と、8誌もの雑誌を毎月購読しており、そのなかでも特にお気に入りだったのが『週刊少年マガジン』と『コミックボンボン』であった[2]。1990年代は『ジャンプ黄金期』で、父がジャンプ派、手塚はマガジン派で、2冊とも家にあるという環境で、どちらも読んでいたが、恋愛漫画やエッチな作品が多かったことからマガジン派であったという[2]。特に印象に残っていた作品は『BOYS BE…』で、学生時代は恋愛や女の子とつき合うということに縁がなく、バレンタインにチョコを貰うといったことは一大事のようなノリであった[2]。そんな環境において『BOYS BE…』は「恋愛とはこういうものだ」と教えてくれた作品で、あの頃は「学校が休みの日に家にいたら、女の子が遊びにくるシチュエーションが世の中にはあるんだ」と思っていたという[2]

『コミックボンボン』では『スーパーバーコードウォリアーズ』がお気に入りだったが、「俺たちの戦いはこれからだ!」で終わってしまい、「本当にこういう風な終わり方をするマンガがあるんだ」と衝撃を受けていた[2]。他には『ガンダム』が好きだったこともあり、騎士ガンダム武者ガンダムの漫画も読んでいた[2]。当時はプラモデルを作ることにも熱中しており、小学3年生くらいから小学校卒業まで、毎週親に1個SDガンダムのプラモデルを買ってもらい、最終的に200個くらい作っていた[2]。特に思い出深いのがスペリオルドラゴンで、当時都市部に遠足に行った際に、周囲の友人がお土産やキーホルダーを買うなか、スペリオルドラゴンのプラモデルを買っていたという[2]

小学校時代の将来の夢は漫画家になることであったが、転機は『月刊少年ガンガン』との出会いであった[2]。連載されていた『突撃!パッパラ隊』では、結構オタク脳にされていた感があった[2]。他にも『Z MAN』、『ハーメルンのバイオリン弾き』も全巻コミックスを買っていた[2]ジョージ秋山の漫画『ドブゲロサマ』も読んでおり、青年誌のイメージがあったため、『月刊少年ガンガン』で連載開始した時は衝撃的であったという[2]

ますますディープな漫画の世界にのめり込んでいき、漫画とライトノベルを掲載している『ドラゴンマガジン』を手に取るようにもなった[2]。連載されていた『スレイヤーズ』で、がっつりオタクになった[2]。他にはあかほりさとるの作品にも熱中し、特にのめり込んだのがゲーム『サクラ大戦』であった[2]。そこでキャラクターデザインの藤島康介を知り、『ああっ女神さまっ』を読むようになり、漫画好きからアニメ、ゲームを横断して楽しむオタクへと一段ステップアップしていた[2]。自然な流れでゲーム、アニメにも没頭するようになり、小学6年生の頃にはなりたい職業が漫画家から声優に変わっていた[2]。その後、高校卒業と同時に上京して2011年に声優デビュー[2]

先述のとおり本を捨てることができず、上京後も変わらず週刊誌を買い続けていた[2]。当初はお金がないためワンルームにしか住めず、雑誌の置き場所がなくなり、しばらくは段ボール箱に詰めて実家に送っていたが、親から「もう買うのをやめろ」と言われた[2]。その時に「これ以上迷惑をかけられない」と思い、雑誌を買うのを一旦やめて、一人暮らしを機にコミックス中心に漫画を楽しむようになったという[2]。電子書籍でも漫画を購入するが、基本的に紙媒体が好きなため、コミックスで手元に置いておきたいこともあり、2023年時点も昔の漫画で読んでなかった作品は全巻追いかけて買い、1巻をジャケ買いした作品で面白かったら続きもまとめて買っているという[2]

人物 編集

テレビアニメ『EDENS ZERO』ではワイズ・シュタイナー役を演じているが、『RAVE』の頃から作者の真島ヒロの作品を知り、「夢があるな」、「やはり声優を長く続けていても、そういう思い入れのある作品に出ることができる人ってそう多くはない」といい、「自分は幸せ者です」と語る[2]

趣味はラーメン屋巡り、特撮鑑賞、洋服収集、モノマネ[1]。特技はギター料理[1]。資格はリアクトライトプロバイダー、書道毛筆二段[1]

出演 編集

太字はメインキャラクター。

テレビアニメ 編集

2011年
2012年
2014年
2015年
2016年
2017年
2018年
2019年
2020年
2021年
2022年
2023年
2024年

劇場アニメ 編集

2010年代
2020年代

OVA 編集

Webアニメ 編集

2014年
2016年
2018年
2019年
2020年
2021年
2022年
2023年
2024年

ゲーム 編集

2011年
2014年
2015年
2016年
2017年
2018年
2020年
2021年
2022年
  1. 狼ゲームアナザー
2023年

吹き替え 編集

映画(吹き替え) 編集

ドラマ 編集

アニメ 編集

ラジオドラマ 編集

ナレーション 編集

映画  編集

舞台 編集

広告 編集

ディスコグラフィ 編集

キャラクターソング 編集

発売日 商品名 楽曲 備考
2015年
9月16日 心が叫びたがってるんだ。オリジナルサウンドトラック 少女[仁藤菜月(雨宮天)]、街の人々[メンバー 1] 「word word word」 劇場アニメ『心が叫びたがってるんだ。』劇中歌
少女(心の声)[成瀬順(水瀬いのり)]、玉子[田崎大樹(細谷佳正)]、世界の人々[メンバー 2] 「心が叫びだす」

脚注 編集

シリーズ一覧

  1. ^ 第1期(2014年)、第2期第1クール『第弐期』(2017年)、第2期第2クール『第弐期その弐』(2018年)
  2. ^ 第1期(2015年)、第2期『風塵乱舞』(2016年)
  3. ^ 第1期(2015年 - 2016年)、第2期(2016年 - 2017年)
  4. ^ 第3期『銀魂゚』(2015年)、第4期『銀魂.』(2017年 - 2018年)
  5. ^ 第2作『グリザイアの迷宮』(2015年)、第3作『グリザイアの楽園』(2015年)
  6. ^ 第1クール(2015年)、第2クール(2016年)
  7. ^ 第1期(2015年)、第2期『弐ノ皿』(2016年)
  8. ^ 第3期『GX』(2015年)、第4期『AXZ』(2017年)
  9. ^ 第1期(2015年)、第2期『II』(2019年)
  10. ^ 第1クール『デュラララ!!×2 承』(2015年)、第2クール『デュラララ!!×2 転』(2015年)、第3クール『デュラララ!!×2 結』(2016年)
  11. ^ 第3期『BorN』(2015年)、第4期『HERO』(2018年)
  12. ^ 第1期(2015年)、第2期(2019年)
  13. ^ 第1期(2016年)、第2期『2nd』(2016年)
  14. ^ 第1シリーズ(2016年)、第2シリーズ(2018年)
  15. ^ 第1期(2016年)、第2期(2018年)
  16. ^ 第1シーズン(2016年)、第4シーズン(2023年)
  17. ^ 第2期『II』(2018年)、第3期『III』(2018年)、第4期『IV』(2022年)
  18. ^ 第1期(2018年)、第2期『Second BEAT!』(2020年)
  19. ^ 第1期(2018年)、第2期『2』(2019年)、第3期『3』(2022年)
  20. ^ 第3期・最終章『:re』(2018年)
  21. ^ 第一期(2018年)、第二期(2018年)、第三期(2020年)
  22. ^ 第1期(2018年)、第2期『II』(2019年)
  23. ^ 第1期(2018年 - 2019年)、第2期第1部(2021年)、第2期第2部(2021年)
  24. ^ 4th Season『黄金の風』(2018年 - 2019年)、5th Season『ストーンオーシャン』第1クール(2022年)、5th Season『ストーンオーシャン』第2クール(2022年)、5th Season『ストーンオーシャン』第3クール(2023年)
  25. ^ 第1期(2019年)、第2期(Season2)(2022年)
  26. ^ 第1期(2019年)、第2期『ぼくたちは勉強ができない!』(2019年)
  27. ^ 第1クール(2019年)、第2クール(2019年)
  28. ^ 第1期(2019年)、第2期(2020年)
  29. ^ 第1期(2020年)、第2期『ぱーんち!』(2023年)
  30. ^ 第1期(2021年)、第2期(2023年)
  31. ^ 第一幕(2021年)、第二幕(2024年)
  32. ^ 特別編『Double Mix』(2022年)、第2期『All Mix』(2023年)

ユニットメンバー

  1. ^ 明田川慎二郎(柳田淳一)、石川朱美(諏訪彩花)、岩田晋一(手塚ヒロミチ)、岡田愛美(東内マリ子)、小田桐芭那(葉山いくみ)、北村よし子(加隈亜衣)、渋谷昭久(天﨑滉平)、清水亮(木島隆一)、高村香織(久保ユリカ)、栃倉千穂(前川涼子)、錦織拓哉(山下誠一郎)、福島竜二(石谷春貴)、三上聖名子(芳野由奈)、渡辺美沙(三宅麻理恵
  2. ^ 宇野陽子(高橋李依)、相沢基紀(大山鎬則)、明田川慎二郎(柳田淳一)、岩田晋一(手塚ヒロミチ)、清水亮(木島隆一)、鈴木章子(田澤茉純)、栃倉千穂(前川涼子)、錦織拓哉(山下誠一郎)、三上聖名子(芳野由奈)、渡辺美沙(三宅麻理恵

出典 編集

  1. ^ a b c d e f g h i j 手塚ヒロミチ - REMAX”. 2019年7月13日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa 「捨てられるわけがない 手塚ヒロミチ マンガこそ我が人生」『昭和50年男』No.22(発売日2023年04月11日号)、ヘリテージ、2023年4月、56-59頁。 
  3. ^ スタッフ&キャスト”. トライブクルクル - tribecoolcrew - Official. 2014年8月31日閲覧。
  4. ^ Character”. TVアニメ「ローリング ガールズ」公式サイト. 2014年12月20日閲覧。
  5. ^ キャラクター”. TVアニメ「ALL OUT!! オールアウト」公式サイト. 2016年7月18日閲覧。
  6. ^ KUROMUKURO_UNKLのツイート(705404763102261249)
  7. ^ STAFF&CAST”. TVアニメ『プリンス・オブ・ストライド オルタネイティブ』. 2015年10月10日閲覧。
  8. ^ スタッフ・キャスト”. ヘボット!アニメ公式サイト. 2016年9月11日閲覧。
  9. ^ キャスト”. 「“栄光なき天才たち”からの物語」公式サイト. NHKアニメワールド. 2017年3月25日閲覧。
  10. ^ CHARACTER”. TVアニメ「サクラクエスト」公式サイト. 2017年6月29日閲覧。
  11. ^ TVアニメ「FAIRY TAIL」ファイナルシリーズ 公式サイト”. 2018年11月19日閲覧。
  12. ^ イスマエル − 登場人物”. TVアニメ『荒野のコトブキ飛行隊』公式サイト. 2019年1月18日閲覧。
  13. ^ STAFF&CAST”. TVアニメ「無能なナナ」公式サイト. 2020年8月8日閲覧。
  14. ^ キャスト & スタッフ”. 完全新作TVアニメシリーズ「ゴジラ シンギュラポイント Godzilla Singular Point」公式サイト. 2020年12月9日閲覧。
  15. ^ CHARACTER”. EDENS ZERO 公式サイト. 2022年9月16日閲覧。
  16. ^ “解雇された暗黒兵士(30代)のスローなセカンドライフ:第3弾キャスト発表 てらそままさき、井上和彦、工藤夕希、手塚ヒロミチ、大泊貴揮”. まんたんウェブ (MANTAN). (2022年10月8日). https://mantan-web.jp/article/20221226dog00m200004000c.html 2022年10月8日閲覧。 
  17. ^ スタッフ・キャスト”. 映画『心が叫びたがってるんだ。』. 2015年9月11日閲覧。
  18. ^ 『虐殺器官 劇場パンフレット』東宝、2017年、34頁。 
  19. ^ 『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』映画パンフレット スタッフロールページより。
  20. ^ 追加キャスト情報を公開!ホワイトフェイス役は森川智之さん!”. 怪盗クイーンはサーカスがお好き. 2022年4月16日閲覧。
  21. ^ bakugan_jpのツイート(1428642971784785922)
  22. ^ Aimerが主題歌担当したアニメ「夜の国」YouTubeで本日公開、諏訪部順一らのコメントも(コメントあり / 動画あり)”. コミックナタリー. ナターシャ (2021年4月16日). 2021年4月17日閲覧。
  23. ^ heroes_lobdのツイート(1481124001762385922)
  24. ^ ニュース”. 『アルカナ・ファミリア コレツィオーネ!』公式サイト. 2014年7月4日閲覧。
  25. ^ new_wave_hirockのツイート(493723395754708992)
  26. ^ ボイス追加記念!日替わり賢者ガチャ開催のお知らせ”. ぷよぷよ!!クエスト メンバーズサイト (2016年7月11日). 2016年9月6日閲覧。
  27. ^ CHARACTER”. 不思議のクロニクル 振リ返リマセン勝ツマデハ 公式サイト. 2015年7月7日閲覧。
  28. ^ 電撃Girl's Style』2015年3月号、アスキー・メディアワークス、2015年2月10日。 
  29. ^ CHARACTER”. 聖剣伝説2 SECRET of MANA. スクウェア・エニックス. 2017年9月25日閲覧。
  30. ^ CHARACTER”. グリムグリモア OnceMore. 日本一ソフトウェア. 2022年4月14日閲覧。
  31. ^ "『魔法使いの夜』蒼崎橙子役の声優は青木瑠璃子、ベオ役は種崎敦美。11月に体験版の配信が決定". ファミ通.com. 15 October 2022. 2022年10月15日閲覧
  32. ^ tosaka_sskの2023年3月18日のツイート2023年3月20日閲覧。
  33. ^ スタッフリスト”. BLUE PROTOCOL. バンダイナムコエンターテインメント. 2023年6月25日閲覧。
  34. ^ new_wave_hirockの2023年8月25日のツイート2023年8月28日閲覧。
  35. ^ “アリー/ スター誕生”. ふきカエル大作戦!!. (2019年4月2日). https://www.fukikaeru.com/?p=11516 2019年4月4日閲覧。 
  36. ^ シンデレラ”. ふきカエル大作戦!! (2015年4月23日). 2017年5月7日閲覧。
  37. ^ “梶裕貴、同性愛者の反乱描く「ストーンウォール」吹替で主演!Xmasイブに舞台挨拶”. 映画ナタリー. (2016年12月15日). https://natalie.mu/eiga/news/213304 2016年12月18日閲覧。 
  38. ^ トップガン マーヴェリック -日本語吹き替え版”. ふきカエル大作戦!! (2022年5月17日). 2022年5月17日閲覧。
  39. ^ マン・フロム・トロント”. ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント. 2023年8月6日閲覧。
  40. ^ レディ・プレイヤー1”. ふきカエル大作戦!! (2018年4月13日). 2018年4月27日閲覧。
  41. ^ “最新作「S.W.A.T.」6/22(金)夜10時〜放送開始決定!吹替えキャストは咲野俊介さん、加藤和樹さん、相葉裕樹さんほか豪華勢揃い!”. (2018年4月10日). http://www.superdramatv.com/new/2018/04/post-11.html 2018年4月11日閲覧。 
  42. ^ “話題のふきカエ グリンチ”. ふきカエル大作戦!!. (2018年12月7日). https://www.fukikaeru.com/?p=10674 2018年12月22日閲覧。 
  43. ^ “スモールフット”. ふきカエル大作戦!!. (2018年9月26日). https://www.fukikaeru.com/?p=10326 2018年9月26日閲覧。 
  44. ^ 『シン・ゴジラ』パンフレット 2016年7月29日発行 発行所:東宝映像事業部

外部リンク 編集