床佐渡
床佐渡(とこさど、1950年11月11日 - )は、大相撲の元床山。本名は安田秀一。北海道出身[1]。佐渡ヶ嶽部屋に所属していた。最高位は特等床山。
人物 編集
床山としての入門前は力士であった。力士として入門した当時の部屋は、床山のいない状態だったため、力士同士で髷を結い合っていた。力士時代、時間がないのに兄弟子の髷を結わされたために、自分の取組の出番に間に合わなくなる事態が起こり、叱られて嫌気がさしかけていたところ、床山に転身しないかという話が起こったという。
床山に転身すると、早くも大銀杏を結うことになり、同部屋の十両朝風の頭を借りて稽古を積んだ。技術を習得していくうち、「大銀杏を早く結うときは床佐渡」と巡業でも重宝されるようになったという[2]。
履歴 編集
脚注 編集
- ^ 『平成十六年度 大相撲力士名鑑』38頁。
- ^ 【私の“奇跡の一枚” 連載47】 転身でつかんだ充実人生 力士のままでは今日はなかった!
参考文献 編集
- 「相撲」編集部編『平成十六年度 大相撲力士名鑑』ベースボールマガジン社、2004年。