山田龍聖

富山県氷見市出身のプロ野球選手

山田 龍聖(やまだ りゅうせい、2000年9月7日 - )は、富山県氷見市出身のプロ野球選手投手)。左投左打。読売ジャイアンツ所属。

山田 龍聖
読売ジャイアンツ #90
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 富山県氷見市
生年月日 (2000-09-07) 2000年9月7日(23歳)
身長
体重
183 cm
82 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 投手
プロ入り 2021年 ドラフト2位
年俸 1000万円(2024年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

経歴 編集

プロ入り前 編集

氷見市立窪小学校4年生のときに窪スポーツ少年団に入り軟式野球を始め[2]氷見市立西條中学校では軟式野球部でエースと4番を務めた[3]

富山県立高岡商業高等学校に進学し、1年秋からベンチ入り。2年春に出場した第89回選抜高等学校野球大会では登板がなく、チームも初戦敗退した[4]。同年夏の第99回全国高等学校野球選手権大会にも出場し、東海大菅生との初戦(2回戦)で3点リードされた8回表から救援登板したが、1回1/3で6失点と乱れ、チームも敗れた[5]。 3年夏の第100回全国高等学校野球選手権記念大会にエースとして出場。春季大会から富山県予選までは絶不調だった[6]佐賀商業との1回戦で7回1失点の好投で勝利投手となり、佐久長聖との2回戦では4失点完投勝利した[7]。 3回戦では藤原恭大根尾昂らを擁する大阪桐蔭と対戦。敗れたものの後にこの大会で優勝を果たす相手に対し8回3失点、11奪三振と好投した[8]。 大会後に行われた第12回 BFA U-18アジア選手権大会の日本代表に選出され、ファーストラウンドのスリランカ戦に登坂した。

卒業後はJR東日本に入社。3年目の2021年に最速153km/hを記録するなど急成長し、注目を集めるようになる[9]。9月23日に行われた第92回都市対抗野球大会予選の東京第1代表決定トーナメント1回戦では10球団のスカウトが視察に訪れる中、東京ガスを相手に8回途中2失点と好投したが、援護がなく敗れた[9]

2021年10月11日に行われたプロ野球ドラフト会議にて読売ジャイアンツから2位指名を受けた。指名を受けた瞬間は明治神宮野球場にてセガサミーとの都市対抗東京第3代表決定戦を戦っている最中であった。指名を受けたことは試合中に監督から聞いたという。山田は9回から登板し延長15回まで無安打の好投を見せるも、10イニング目となった18回に本塁打を許しチームは敗れた[10]。翌日に行われた明治安田生命との東京第4代表決定戦においても8回から登板し延長10回までの3回無失点を抑え、チームの本大会出場に貢献した[11]都市対抗野球では、初戦のHonda熊本戦で先発登板。7回2/3を7安打10奪三振3失点で降板し、敗戦投手となった[12]。12月7日には、契約金7500万円、年俸1200万円で契約した(金額は推定)[13]。背番号は28[14]。担当スカウトは織田淳哉[15]

巨人時代 編集

2022年は即戦力左腕という評価から一軍での活躍が期待されたが、一軍での登板はなく、二軍(イースタン・リーグ)でも9試合に登板して0勝2敗、防御率8.69という成績に終わった[16]。オフの11月22日に100万円減となる推定年俸1100万円で契約を更改した[16]

2023年は二軍で18試合に登板、うち先発は2試合のみながら、3勝0敗防御率2.48という成績となったものの、2年連続で一軍登板機会なしに終わった。右肩の故障に苦しみ、契約交渉を行った11月8日時点もリハビリを行っている。なお、交渉では100万円減となる推定年俸1000万円で契約を更改した[17]。また、背番号を90に変更した[18]。11月25日からは台湾で開催されるアジア・ウィンター・リーグに派遣される[19]

選手としての特徴 編集

最速153km/hの直球スライダーが武器[20]

詳細情報 編集

背番号 編集

  • 28(2022年 - 2023年)
  • 90(2024年 - )

登場曲 編集

代表歴 編集

脚注 編集

  1. ^ 巨人 - 契約更改 - プロ野球」日刊スポーツ。2023年11月8日閲覧
  2. ^ 山田投手 1軍活躍誓う 巨人入団決定 氷見市長を訪問」『中日新聞』2021年12月31日。2022年4月27日閲覧
  3. ^ 高岡商、大差敗戦に涙「全国レベルの高さ知れた」」『サンスポ』2021年10月12日。2022年4月27日閲覧
  4. ^ 盛岡大付強打で逆転サヨナラ 東北勢に勝利のバトン」『日刊スポーツ』2017年3月21日。2021年10月6日閲覧
  5. ^ 高岡商、大差敗戦に涙「全国レベルの高さ知れた」」『日刊スポーツ』2017年8月14日。2021年10月6日閲覧
  6. ^ 高岡商エース「投げたくない」克服、大阪桐蔭に臆せず」『朝日新聞』2018年8月17日。2021年11月2日閲覧
  7. ^ 高岡商 31年ぶり16強 佐久長聖の追い上げかわす エース山田147球完投」『スポニチ Sponichi Annex』2018年8月13日。2021年10月6日閲覧
  8. ^ 高岡商・山田「ベストピッチ」大阪桐蔭から11K」『日刊スポーツ』2018年8月16日。2021年10月6日閲覧
  9. ^ a b 10球団視察 JR東日本153キロ左腕・山田龍聖ドラフト上位候補に浮上」『日刊スポーツ』2021年9月23日。2021年10月6日閲覧
  10. ^ 試合中に巨人2位指名JR東日本・山田龍聖敗れる「詰め甘く」5時間激戦も」『日刊スポーツ』2021年10月12日。2021年10月12日閲覧
  11. ^ 巨人2位のJR東日本・山田龍聖「勝ててホッと」12年連続都市対抗出場」『日刊スポーツ』2021年10月12日。2021年10月14日閲覧
  12. ^ 巨人2位のJR東日本・山田龍聖、原辰徳監督が見守る中10奪三振」『日刊スポーツ』2021年11月29日。2021年12月9日閲覧
  13. ^ 2位山田と契約 プロ野球・巨人」『時事通信』2021年12月8日。2021年12月9日閲覧
  14. ^ 巨人が新入団17選手お披露目 ドラ1大勢は「15」、ドラ2山田は「28」…背番号も発表」『Full-Count』2021年12月8日。2021年12月9日閲覧
  15. ^ 【ドラフト】巨人2位はJR東日本・山田龍聖 担当の織田スカウト「三振を奪える投球は即戦力」」『スポーツ報知』2021年10月11日。2024年6月6日閲覧
  16. ^ a b 【巨人】山田龍聖が100万円減で契約更改 「けがもありましたし、やっぱり一番は自分の技術不足」」スポーツ報知、2022年11月22日。2023年5月8日閲覧
  17. ^ 巨人・浅野翔吾は30万円増で契約更改「ドキドキしました」 山田龍聖は100万円減」『サンスポ』2023年11月8日。2023年11月8日閲覧
  18. ^ 日本野球機構(NPB) [@npb] (2023年11月9日). "【背番号変更のお知らせ(11/9)】". X(旧Twitter)より2023年11月9日閲覧
  19. ^ 【巨人】アジアウインターリーグに萩尾匡也ら8人派遣 駒田3軍監督、大竹2軍投手コーチらも」日刊スポーツ、2022年11月15日。2023年11月20日閲覧
  20. ^ プロ野球ドラフト会議」『日刊スポーツ』。2022年1月20日閲覧

関連項目 編集

外部リンク 編集