寺子屋』(てらこや)は、1950年(昭和30年)製作・公開、マキノ正博監督の日本の長篇ドキュメンタリー映画フジカラーによる国産初のカラー映画である[1]。同年、同様のスキームで製作された『熊谷陣屋』に次ぐ作品である[1]

寺子屋
監督 マキノ正博
脚本 初代竹田出雲初代竹田小出雲三好松洛初代並木千柳 合作『菅原伝授手習鑑』四段目「寺子屋」
出演者 初代中村吉右衛門
撮影 飯野博三郎
宮西良太郎
編集 マキノ正博
製作会社 中村吉右衛門後援会
松竹
配給 松竹
公開 日本の旗 1950年
上映時間 88分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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概要 編集

 
吉右衛門の松王丸 (1951)
 
吉右衛門の武部源蔵 (1943)

1950年(昭和25年)5月27日、名古屋御園座上演の『菅原伝授手習鑑・寺子屋』を撮影した。富士フイルムから3000フィートの試作フィルムを渡され、数台のカメラを仕込んでの撮影となった[1]

松竹にとっては、翌年の本格的カラー長篇劇映画『カルメン故郷へ帰る』への助走となった。

スタッフ・作品データ 編集

キャスト 編集

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  1. ^ a b c 『映画渡世・地の巻 - マキノ雅弘自伝』、マキノ雅弘平凡社、1977年、p.260-261.

外部リンク 編集