大楽寺 (防府市)

山口県防府市にある寺院

大楽寺(だいらくじ)は、山口県防府市にある曹洞宗の寺院。桑山(くわのやま)の東の麓にある。正式名称は、放光山大楽寺。1381年(永徳元年)の創建。 明治維新に関係した人たちの墓所があることで知られている。またこの寺の梵鐘は、元は毛利水軍の基地であった三田尻御舟倉(みたじりおふなぐら)の時鐘で、船廠(せんしょう)内の大工小屋の屋上に作られた鐘楼に懸けられていたもので、明治維新後、御舟倉の廃止にともない大楽寺に移されたものである[1]。防府市指定有形文化財になっている[1]。寺の墓所は、本堂を挟んで大楽寺北墓地、大楽寺南墓地と2ヵ所ある。

大楽寺
所在地 山口県防府市桑山一丁目5-10
位置 北緯34度2分47.9秒 東経131度34分6.9秒 / 北緯34.046639度 東経131.568583度 / 34.046639; 131.568583座標: 北緯34度2分47.9秒 東経131度34分6.9秒 / 北緯34.046639度 東経131.568583度 / 34.046639; 131.568583
宗派 曹洞宗
創建年 1381年(永徳元年)
正式名 放光山大楽寺
文化財 梵鐘(防府市指定有形文化財)
法人番号 2250005001660 ウィキデータを編集
地図
大楽寺 (防府市)の位置(山口県内)
大楽寺 (防府市)
大楽寺 (防府市) (山口県)
大楽寺 (防府市)の位置(日本内)
大楽寺 (防府市)
大楽寺 (防府市) (日本)
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著名人の墓所 編集

本堂奥の位牌堂には、幕末の勤王歌人として知られ、高杉晋作の死を看取った野村望東尼の位牌がある。

墓地には、その野村望東尼の墓を始めとし、幕末に萩藩主毛利敬親公の側近として活躍した後、群馬県の初代県令明治天皇皇女である貞宮多喜子内親王の養育主任などを歴任した楫取素彦男爵とその妻美和子吉田松陰の実妹、杉文で、元は久坂玄瑞に嫁いだが、未亡人となり楫取素彦と再婚、楫取素彦はそれ以前に文の姉、松蔭の妹寿と結婚し、これと死別)の墓もある[2] 。杉文は、2015年のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」の主人公。

華浦医学校関係者(福田正二医師の家の墓)の墓、女優夏目雅子の墓(西山家之墓)もある。毛利英雲公(毛利重就、英雲公)御分骨廟、その他に諸隊や三田尻海軍局などの志士たちの招魂碑もある。

所在地・アクセス 編集

近在の施設 編集

脚注 編集

  1. ^ a b 大楽寺の梵鐘”. 防府市. 2018年11月19日閲覧。
  2. ^ ぶち防府 防府市の地域情報サイトhttp://buti-hofu.com/10822/ 2018年11月17日閲覧
  3. ^ 大楽寺|観光情報|山口県の旅行・観光情報 おいでませ山口へ」『山口県の旅行・観光情報 おいでませ山口へ』。2018年11月17日閲覧。

関連項目 編集