大和宣旨

平安時代中期の女流歌人。勅撰集『後拾遺和歌集』に3首入集。太后宮藤原妍子女房・宣旨(女房長)。藤原道雅の妻(子に観尊(1015-))、のち藤原義忠の妻

大和 宣旨(やまと の せんじ、生没年不詳)は、平安時代中期の歌人中納言平惟仲の娘。母は藤原忠信女。配偶者は藤原道雅、のち、藤原義忠藤原妍子に仕えた中宮宣旨(筆頭女房)。後拾遺集に3首選ばれている。

作品 編集

後拾遺集 編集

  • 涙川流るゝみをとしらねばや袖ばかりをば人のとふらむ(550)
  • はるばると野中にみゆる忘れ水たえまたえまをなげく頃かな(735)
  • 戀しさを忍びもあへず空蝉のうつし心もなくなりにけり(809)

出典 編集

外部リンク 編集