坪川 拓史(つぼかわ たくし、1972年2月25日 - )は、日本映画監督俳優アコーディオン奏者。北海道長万部町出身で室蘭市に在住する。

略歴 編集

1990年に上京して日本工学院専門学校に入学するが[1]中退し、大田区洗足池公園でホームレス生活を送る。

1992年に串田和美主宰の劇団オンシアター自由劇場」に入団し研究生となる。オーディションで劇団員の小日向文世から楽器が出来るか問われ、咄嗟に「アコーディオンが出来ます」とウソを言うが合格し、慌ててアコーディオンを始める[2]。舞台俳優を経て自ら映画制作も始め、1995年無声映画『十二月の三輪車』で初監督する。2011年に室蘭市へ移住する。

監督作品 編集

長編 編集

  • 美式天然」(2005年
    • 「第23回トリノ国際映画祭 Best Feature Film Prize(グランプリ)」
    • 「第23回トリノ国際映画祭 Best Audience Prize(最優秀観客賞)」
  • アリア」(2007年
    • 「第2回KINOTAYO映画祭(フランス) Grand Prix du Public(最優秀観客賞)」
    • 「第4回ユーラシア国際映画祭(カザフスタン) 中央アジア映画連盟選出最優秀作品」
  • ハーメルン」(2013年
  • モルエラニの霧の中」(2020年

   「函館港イルミナシオン映画祭(最優秀観客賞)」

   「第17回ロサンゼルス日本映画祭(最優秀作品賞)」

短編 編集

ラジオ番組 編集

逸話 編集

  • 1作目「美式天然」は9年をかけて制作された。完成した2005年に「第23回トリノ国際映画祭」長編コンペティション部門に招かれ、「Best Feature Film Prize(グランプリ)」「Best Audience Prize(最優秀観客賞)」のW受賞という日本人初の快挙を成し遂げる。

音楽活動 編集

脚注 編集

関連項目 編集

外部リンク 編集