地福寺 (五條市)

五條市にある寺院

地福寺(じふくじ)は、奈良県五條市久留野町[1]にある高野山真言宗寺院山号牛滝山。かつては金剛山行者坊という名であった[2]

地福寺

地福寺本堂
所在地 奈良県五條市久留野町1161
位置 北緯34度22分59秒 東経135度41分41秒 / 北緯34.38306度 東経135.69472度 / 34.38306; 135.69472座標: 北緯34度22分59秒 東経135度41分41秒 / 北緯34.38306度 東経135.69472度 / 34.38306; 135.69472
山号 牛滝山(牛瀧山)
宗旨 古義真言宗
宗派 高野山真言宗
本尊 発起菩薩法起大菩薩
創建年 不詳
正式名 牛滝山 威徳院 地福寺
牛瀧山 威德院 地福寺
別称 金剛山行者坊
法人番号 2150005006835 ウィキデータを編集
地福寺 (五條市)の位置(奈良県内)
地福寺 (五條市)
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概要 編集

由緒は明らかでない[2]神仏分離を受けて葛城修験道の本山であった金剛山転法輪寺が廃寺とされるに当たり、明治4年(1871年)8月、同寺の本尊であった法起菩薩が当寺に移された[2][3]。もっとも、傷みが著しかったため焼却し、同9年(1876年)、像を新調したという[2]胎内仏の法起像は室町期の作であるとされ、また、金剛山行者坊の本尊であった役行者像、不動明王像、大威徳明王像が残されている[2]。 この他、役行者(役小角)が天ヶ滝において降雨を祈祷して感得したという寺宝の壺が伝わる[2]

転法輪寺から法起菩薩を受け継いだ翌年の明治5年(1872年)より、同寺で役行者の命日・6月7日 (旧暦)に行われていた蓮華祭りも当寺に引き継がれた[3]。現在の蓮華祭りは新暦の7月7日に行われている[3]

境内 編集

脚注 編集

  1. ^ 宇智郡久留野村北宇智村久留野
  2. ^ a b c d e f 『奈良県の地名』236頁
  3. ^ a b c 広報五條765号28頁

参考文献 編集

  • 『日本歴史地名大系 第30巻 奈良県の地名』(平凡社、1981年)
  • 広報五條(※五條市広報) 平成24年7月号(765号)

外部リンク 編集